2018.05.01
ピュアな努力家、藤崎結朱。バースデーワンマン直前インタビュー。
“ゆずぽん”の愛称で親しまれる、藤崎結朱。大人しく控えめなイメージが強い彼女だが、
一度ステージに立つとパワフルなアーティストへと変貌を遂げる。
それはまるで、魔法にでもかかったかのように。
今回は、そんな藤崎の音楽へ対する思いや作詞を始めたきっかけ、もうじきに開催されるワンマンライブなどについて話を伺ってきた。


――まずは藤崎さん自身についてお伺いしたいと思います。ずばり藤崎結朱とは、
どのような人ですか?

藤崎:すごく孤独で不器用な人だと思います。あまり人の輪に入っていくのが得意じゃなくて。以前はそんな自分が嫌だったし許せなかったんですけど、最近はそういう人だから歌える歌があるんだなと前向きに思えるようになりました。


――音楽の道を志したきっかけはなんだったのでしょうか。

藤崎:小さい頃からピアノをやっていたのと学生時代に合唱部だったので、
その延長線上でしたね。ピアノは下手くそで諦めたんですけど(笑)、
歌の方が好きだし得意かもってことに気づいて歌手を目指すようになって。
進学を理由に山口県の田舎から上京したんですけど、自分としては歌手になるためでした。


――どのような気持ちで歌手活動をされてるんですか。

藤崎:私の歌で、誰かを元気づけたり、共感してもらえたらいいなと思います。


――藤崎さんは作詞もされてますよね。いつごろから始められたんですか。

藤崎:高校生の頃からです。その頃は、誰にもバレないように、こっそり(笑)。
最初の頃は作詞というよりは、思ったことをひたすら書いていただけでしたね。
「こういうこと書きたいな」っていうのが出てきたのは、最近だったりします。ありきたりな言葉だけじゃなく、必ず自分の言葉をいれるようにしてます。


――“自分の言葉”とは具体的にどのようなものでしょうか。

藤崎:例えば「Lunatic blade」では、“前世からあなたのことをずっと好きで好きで、
好き過ぎて殺したくなっちゃった、私も死にたくなっちゃった”っていう意味の歌詞を書いたんです。そういう歌詞を書いた自分にもびっくりしたんですけど、いま思うと自分にしか歌えない曲のような気がしています。


――MUE所属アーティストでマッシュアップソングも作られてるんですよね。

藤崎:そうなんです!ひとつの曲にアーティストがそれぞれ作った歌詞を作曲家さんが組み合わせて曲にしてくれました。みんなの声が入って完成するのが楽しみです!


――5月27日に行われるバースデーワンマンも、とても楽しみですね。

藤崎:実は人生で初のワンマンライブなんです。事務所からは何度かワンマンライブをしないかと誘われてたんですけど、当時は理想通りのライブが作ることができないような気がしていて、ずっと断ってたんです。でも、いろいろ吹っ切れて、やっと自分と向き合えるようになったタイミングがあって、今回は自分からワンマンライブやりますって言いました。
今は自分から発信して、やりたいことを作っていきたいって気持ちが強いので、変なプライドを持たずにがむしゃらにやっていこうって思ってます。


――イベントタイトルの『藤崎結朱「はじめて。」のバースデーワンマンライブ~素っ裸でほぼ全曲やっちゃいますぺしゃる!!!!~』って面白いですよね。

藤崎:ずっと想いが強すぎて強すぎてできなかったワンマンライブを遂に開催するので、「はじめて。」っていうのは絶対入れたかったのと、素の私を見てもらうライブにするってテーマにしたかったので。そしたら、ちょっとセクシーな方に行っちゃった(笑)。


――イベントはどんな内容になりそうですか。

藤崎:歌だけじゃなく、トークやクイズもやる予定でいます。曲は上京した頃から最近まで、ほぼ全部!最近の対バンイベントでは選曲しないような曲も歌うので、このイベントに来てもらえば、藤崎結朱を知ってもらえるセトリになってます。


――新しいグッズも作られてるんですか。

藤崎:そうなんです、そこにもすごくこだわりたくて(笑)。自分で絵や漫画を描いたんですけど、思いのほか難しくて…。マネージャーさんに見せたら「商品クオリティじゃない」と言われてしまったので、いい感じにクオリティアップしていただいて販売します!(笑)。


――予約特典もあるんですもんね。

藤崎:はい!ご予約いただいた方には素敵な写真のポストカードに、気持ちをこめてサインをカキカキしたものを当日お渡しさせていただきます。ステージ上で気持ちが溢れて泣いちゃうくらいのワンマンライブにしたいので、たくさんの人に見に来ていただきたいです!!


来たる5月27日(日)、『藤崎結朱「はじめて。」のバースデーワンマンライブ~素っ裸でほぼ全曲やっちゃいますぺしゃる!!!!~』が開催される。自らの意志を持ち新しいステージへ進もうとする彼女から、今後も目が離せない。