2018.07.03
Kra インタヴュー
「週末ヒーローズ」では、毎年テーマに沿ったコスプレに勝負を賭けてるお客さんも多いからね。
――7月21日より、毎年恒例となっている「テーマに沿ったコスプレ姿」でライブを行う企画シリーズ「週末ヒーローズ」がスタートします。
靖乃 このシリーズも、ありがたいことに毎年やらせていただいてますからね。
景夕 今年で、もう5年目を迎えます。
靖乃 よう、こんだけ毎回新しいネタを考え続けてるよね。
景夕 この企画を毎年、毎回楽しみにしているお客さんも多ければ、つねに新しい内容を求めていくように、それを反映させるのは、準備面も含め、正直大変なことですからね。
靖乃 始めは雑談に近い話の中、「テーマを決め、それぞれに発想する衣裳姿でライブを演ったら面白いんじゃない?」という軽いノリから始めたことが、今や、Kraの夏の風物詩になっているからね。
――夏に行う「週末ヒーローズ」、9月11日の周年公演、クリスマス時期のホールライブ、各メンバーの生誕祭など、毎年の恒例行事も増えていますよね。
景夕 1年通し、「このイベントは今年も絶対やるでしょ」というポイントは確かに多いです。
靖乃 そういう風に言わせていただけるようになったのも、それぞれのシリーズごと何年も続けてこれたからなんですよ。1-2回やった時点で「続けてるんです」と言っても、なかなか説得力がないと思うんですけど。それを長く続けてるからこそ、「お馴染みの」とか「またこの季節がやってきた」と言えるんだなとも思ってて。
――ファンのみなさんも、恒例行事を毎年の楽しみにしていますからね。
靖乃 そうなんです。中でも「週末ヒーローズ」は、毎年テーマに沿ったコスプレに勝負を賭けてるお客さんも多いからね。
景夕 このイベントへ向け、張り切って準備をしている人も多いです。
靖乃 僕らも、毎回「その日限りの衣裳」として準備をしていますからね。「週末ヒーローズ」の特色が、ライブごとにテーマを掲げながらも、メンバー内でも一切衣裳の打ち合わせをしないこと。つまり、誰がどの日にどんな恰好をするのかは、僕らメンバー自身も、ライブの当日にそれぞれが楽屋で準備を始めて、「おーっ、これで来たか」と初めて知るんですよ。本番でも、幕が開き、メンバーそれぞれが壇上へ上がったときに初めて、お客さんらも「あっ、その姿できたのね」とわかれば、自分なりに立てた予想とも、そこで答え合わせが出来る。たとえばの話、「このテーマだったら、景夕はこの恰好をしそう。じゃあ、わたしもこの日はこの恰好で準備しよう」と、みんなもそこを毎回楽しんでいる。そういう光景が、毎年毎回「週末ヒーローズ」では広がっていますからね。
景夕 実際、同じコスプレ姿をしてる人たちもフロアーにいますから。
――取り上げてるテーマも幅広いですからね。
景夕 自分らでも、テーマを決めた後に、そのテーマの風呂敷が広すぎて、逆にどれにしようとなるくらいですから(笑)。お客さんは、その広い範囲の中から、うちらの好みをスナイパーのようピンポイントで狙ってくれたら面白いんじゃないかな。
9.11は、今の姿のままかも知れないし、変わるかも知れないし…。
――9月11日には、毎年恒例のAnniversary Liveを開催。今年もTSUTAYA O-EASTを舞台に「Kra 17th anniversary LIVE【SEVENTEEN】」と題して行います。
景夕 毎年そうなんですけど、僕らは「週末ヒーローズ」で思いきり遊び、9月11日の周年ライブから、ふたたび通常モードのKraへ戻るという意識でいるんですけど。その辺、お客さんたちはどうなんだろうね?。「週末ヒーローズ」を終えてから一度気持ちをリセットするのか、Anniversaryまでをパーティ感覚で楽しんだうえで、それ以降から、また意識を変えてKraの活動を楽しんでゆくのか…。
靖乃 欧米の学校って、9月から学期が変わるじゃない。だからKraのサマーシリーズが行われる8月で一度気持ちを締め、9月からまた新たな意識で楽しむってスタイルなのかもよ。
景夕 毎年のこととはいえ、「週末ヒーローズ」と「Anniversary」それぞれに濃い内容だから、僕らもそこは上手く気持ちを切り換え楽しんでいこうと思っています。
――今年の「Anniversary」はどんな内容になりそうでしょうか?
景夕 Kraの場合、9月11日のAnniversaryをきっかけに、新しい衣裳をお披露目することがとても多いんです。
――えっ!?、ということは、『通りゃんせ』の衣裳姿って…。
靖乃 気づいちゃいましたか(笑)。今回、シングルの『通りゃんせ』の発表時期に「週末ヒーローズ」が始まるように、この衣裳姿でのライブをほとんど演ってないんです。現状、9月11日の内容はまだ白紙状態だから、もしかしたらこの衣裳姿のまま行くかも知れないし、そこ、どうなるんだろうね。
景夕 9月11日は、今の姿のままかも知れないし、変わるかも知れないし…。例年の流れだと、この衣裳姿を見れなくなる可能性もあるけど、果たして今年はどうなんでしょう??
シングルで4曲というパッケージですけど、アルバムにも負けないくらいの深みはあります。
――最後に、自分にとって今回のシングル『通りゃんせ』はどんな作品になったかを語ってください。
タイゾ 4曲それぞれ、「同じバンドなの!?」というくらい曲調に振り幅がありますけど。でも、4曲通して聴いたときに、Kraという軸は感じてもらえるはず。何故なら、いろいろとぶれて音楽性が幅広くなったわけではなく、Kraという軸をしっかり立てたうえで、いろんな表現を加えた形だから。
今回のシングル作品は、Kraをずっと応援し続けてくれてる人たちも新鮮に聞ければ、初めてKraを聞く人たちにも「面白いな」と思わせられる自信作になったので、気軽に触れて欲しいですね。それと、今回のKraのヴィジュアル姿を見て、「どんなバンドなの?」と気になった方々にも、まずは今回のシングル盤を入り口に入ってきていただきたいです。
結良 この『通りゃんせ』、1枚を通していろんな表情を見せれた作品だなと思ってます。
靖乃 2018年現在のこの4人が持っているものを。それがパワーなのか、スキルなのか、空気感なのか…。とにかく、Kraというバンドの今現在の形をすごく端的にとらえられる作品になったと思います。シングルで4曲というパッケージですけど、アルバムにも負けないくらいの深みがあるように中身も濃いからこそ、ぜひ楽しんで聞いてもらえればなと思います。
景夕 今回は、最初にヴィジュアルイメージからインパクトを覚える人たちも多いと思うんですけど。なぜ狐の姿で表現しているのか、まずは、そこの想像を膨らませ楽しんでもらいつつ。何より、Kraというバンドの高いポテンシャルを詰め込んだ作品だからこそ、そこを感じていただけたらなと思います。今回のシングル盤はとくに、いろんな楽しみ方が出来る作品。なので、それぞれに感じた感想を、ぜひ、うちらにも教えてください。
TEXT:長澤智典
<MV>
『通りゃんせ』
<RELEASE>
◆NEW SINGLE【 通りゃんせ 】
結成17年を迎えるKraが開く新たなページは、狐が織りなす物語!?一端が垣間見える作品に乞うご期待!
・2018年 7月25日(水) 発売
■通りゃんせ【初回限定盤】 [CD+16PBOOK]
YZPS-5021 / ¥2,600(+税)
1.通りゃんせ
2.放逸(ホウイツ)
3.サァカス-piano ver.-
4.幻灯機械-acoustic ver.-
■通りゃんせ【通常盤】 [CD]
YZPS-5022 / ¥1,900(+税)
1.通りゃんせ
2.放逸(ホウイツ)
3.サァカス-piano ver.-
4.幻灯機械- acoustic ver.-
<LIVE SCHEDULE>
◆Kra LIVE【 週末ヒーローズ2018~出張編~ 】
・7月21日(土) 高田馬場AREA~少年ジャンプナイト~
・7月28日(土) 高田馬場AREA~映画ナイト~
・8月04日(土) 高田馬場AREA~ゲームキャラクターナイト~
・8月11日(土) 高田馬場AREA~サバゲーナイト~
・8月18日(土) 名古屋ell.FITS ALL~ゲームキャラクターナイト~
・8月19日(日) ESAKA MUSE~少年ジャンプナイト~
◆Kra 17th anniversary LIVE【 SEVENTEEN 】
・2018年 9月11日(火) TSUTAYA O-EAST
<REGULAR>
株式会社サイバーエージェントの運営する映像配信プラットフォーム「FRESH!」では、公式チャンネル「KraのめるへんTV☆ときどきれいでぃお」を運営中。(https://freshlive.tv/kra_marchentv)。当チャンネルでは、Kraメンバーが、HARAJUKU Abema Studioより放送するアコースティック生演奏や、インターネット番組の配信、ラジオ放送、各メンバーのオフショット配信など、幅広く行っている。
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