2020.11.07
燃えこれ学園 NEWS
今年6月より、月2回のペースで燃えこれ学園が行なっている「無観客ライブ配信」。これまではメンバーの生誕祭を中心に配信を続けてきたが、10月27日(火)の公演では、これまでとは趣向を変え、メンバーそれぞれがソロ曲を歌おうという企画を実施。タイトルも、ズバリ「ソロ曲祭」。当日の歌う順番はくじ引きで決定。各メンバーがこの日のために選んだ衣装姿で歌ったように、そこも嬉しい見どころになっていた。
ライブは、最新シングルの「Re-START」から幕を開けた。画面越しに観ている人たちへ向け、彼女たちは「一人じゃない僕が側にいるから」と笑顔で歌いかける。舞台を目一杯使い楽しく歌い踊る姿に触発されたのか、心に抱えていた不安や心配事が消え去り、逆に勇気が沸いてきた。何時だって彼女たちは、歌を通して挫けそうな気持ちを優しく押してゆく。「いつでも 今が明日へのスタートだから」と、「Re-START」を通して励ましてくれる。
この日の司会を、高未悠加と山田みつきが担当。まずは、難病のため自宅からリモート参加している仲川つむぎが届いたコメントを読み上げた。そのうえで、この日の出演順は公平を期すためにくじ引きで実施したことや、本日のグループ曲はソロ曲をまだ持っていない高未悠加・山田みつきがセレクトしたこと、各自の衣装も見どころになっていることを伝えてくれた。この日のライブについて、成田麻穂が「見どころは全部」と語っていたことも記しておこう。
ソロコーナーのトップを飾った熊野はるは、熊のマスクを頭につけて登場。彼女は沸き立つ熱い気持ちを胸に、力強く「High jump!」を歌いだした。身体中からほとばしるパワーをすべて解き放つようにダイナミックな動きで歌唱。とてもパワフルなステージングだ。沸きだす情熱をぶつけずにいれないと言わんばかりに激しく歌い踊る様は、何時も先頭に立って燃えこれ学園を動かしてゆく先生らしい姿。サビでは、何度も飛び跳ねながら「空に High jump!」と歌っていた。止めどなく沸きだす熱情を、彼女は凛々しくステージングに投影。「これからも一緒に夢を叶えていきましょう」と叫んだ声も、印象深く耳に届いた。
二番手を担った蒼音舞は、黒を貴重とした衣装を身につけ、熊野はるにも負けない凛々しい歌声で「Real Cry」を熱唱。彼女も大きく手を振るなど、沸き上がる気持ちを躍動的なパフォーマンスに重ねて表現。ときに画面越しで観ている人たちを煽りながら、夢をつかむためなら何度でも立ち上がり前へ進み続ける彼女自身の想いを、「夢だけは捨てきれなくて」と歌いながら届けていた。強い意志を胸に力強く歌うその声に触れ、観ている側の気持ちも高ぶる。最後に凛々しく歌いあげる姿も、とても輝いて見えていた。
三番手は、成田麻穂。暖色系の色を衣装へカラフルに配色、背中に羽根の生えたチャーミングな服を身につけた彼女は、愛らしい表情と甘えた歌声を魅力に、観ている人たちへときめきを振りまきながら「くるくるバター」を可愛らしく歌唱。そこに生まれていたのは、成田麻穂らしい…いや、彼女にしか作り出せない甘甘なポップワールド。メルヘンな世界へずっと酔いしれたいと思える独特のワンダーランドを成田麻穂は作り上げていった。
続く當銘菜々は、ワンピース姿の清楚な乙女になって登場。愛らしいスマイルをたくさん振りまき、舞台の上で軽快にステップを踏みながら「なないろスマイル」を歌っていた。笑みを浮かべ無邪気に跳ねながら歌う姿は、観ている側にも元気を注ぎ込む。大好きな人へ向けた純粋な乙女心を甘えた歌声で届ける姿に触れていたら、彼女の姿を心の両手でギュッと抱き締めたくなった。「ずっとあたしを見ててね」「あなたのことが大好きだよ」の言葉にも、胸がドキッとときめいた。
前半部最後は、仲川つむぎが清楚な夏の装いを持った姿で「白いキャンバス」を歌唱。彼女は高原を舞台に、昭和時代のアイドルのイメージ映像のような設定の中、70年代の香りがする歌謡曲を爽やかに歌っていた。大きな帽子をかぶった白いワンピース姿で愛らしく歌う姿は、曲調も相まって、昭和時代のアイドルがタイムスリップップして現代へ甦ったよう。往年の清純派アイドルらしい姿を仲川つむぎが見せてくれたのも、嬉しかった。
中盤には、司会を担当した高未悠加と山田みつきが選んだ燃えこれ学園ナンバーを歌唱。最初に届けたのが、山田みつきの選んだ「BRAVE」。彼女たちは力強く凛々しい歌声をぶつけ、躍動したステージングを描き出す。とても力強い姿だ。気持ちの内側から沸き立つ熱をぶつけるように歌うメンバーたち。熊野はると當銘菜々が背中合わせで凛々しく歌えば、メンバーたちも、心奮わせる熱い想いをダイレクトに歌声へぶつけてゆく。彼女たちのステージングに触発され、何時しか観ている側の気持ちも熱く奮い立っていた。
表情は一変。高未悠加がセレクトした「すき!すき!好き!!」を、メンバーたちは可愛いらしさを振りまきながら歌唱。「勇気出して 好きって叫ぼう」の言葉に触れるたびに、心のドキドキが止まらない。メンバーたちも気持ちを一つに「君が好き」と愛らしく歌いかける。真っ直ぐで、純粋で、キラキラ輝く歌声に心が釘付け状態だ。笑顔の花を満開にしながら歌う彼女たちの姿に向け、「大好きー!」と叫びたい気持ちだった。
ここからは司会の山田みつきが、ソロ曲を歌い終えた4人に「歌い終えての感想」をインタヴュー。
「わたしはトップバッターが好きなので、絶対に誰よりも自分が一番やなという気持ちで歌わせていただきました。出落ち感がハンパなかったですけども…なぁな(當銘菜々)には「滑ったねぇ」と言われたけど、画面の向こうではウケたと信じております」(熊野はる)
「はるさんのライブ中に熱がどんどん上がっていってたから、それをもっともっとメラメラとさせようと思って頑張りました」(蒼音舞)
「すごい盛り上がってメラメラとしてた中で、なりが「くるくるバター」を歌うからどうしよっかなと思ったけど。羽根が生えてきて、いい感じになったかなと思います」(成田麻穂)
「今日は初めて「なないろスマイル」のMVのときに着ていた衣装でライブをさせていただいたんですけど。ニヤニヤが止まらなくて、大好きが止まらなくて、なぁなの想いが伝わってたらいいなと思います」(當銘菜々)
ソロコーナーの後半は、稲森のあから。彼女はピンク色のカラフルなドレス姿で登場。「キラキラ輝くステージに」の歌いだしにピッタリの衣装と、眩しい表情だ。胸を騒がせる歌声を魅力に、愛らしさをたっぷり振りまきながら稲森のあは「myself」を歌いだす。途中で衣装チェンジする場面も登場。ドキドキする気持ちをみずから感じようと胸に手を当てながら、自分自身を励ますようにエールソングの「myself」を歌っていた。「やっとみつけた、わたしと君の笑顔」と歌う彼女。その無敵のスマイルがひときわ輝いて見えていた。
しっとりしたバラードナンバー「ヒカリ」を切々と歌ったのが、奥原澄香。彼女は少し早い冬を感じさせる愛らしい姿で、輝く場所をつかめると信じているみずからの胸の内を「ヒカリ」に乗せて歌唱。ずっと胸に手を当て、自身の心の声を確かめるように彼女は歌っていた。「もう迷わないよ 君がいるから 大切に思える場所見つけたんだ」と想いを噛みしめながら、奥原澄香は歌声を響かせていった。
ドレッシーな姿で現れた佐々木千咲子も、言葉のひと言ひと言を噛みしめ、想いを夜空へ届けるように「Stardust melody」を熱唱。彼女も、叶えたい夢や想いを願うように。いや、夢や願いをこの手でつかもうと気持ちを込めて歌っていた。歌の世界へ感情移入しながら、想いを届けるように歌いあげる歌姫のような姿に、ずっと見惚れていた。
ソロコーナーの最後を飾ったのが、チアガール姿で「Yell」を歌った三浦千鶴。彼女は金色のポンポンを片手に、キラキラ弾けた楽曲を、自分自身の心にエールを送るよう明るく歌っていた。軽快にステップを踏みながら、三浦千鶴はチャーミングに歌い続ける。真っ直ぐな気持ちをそのまま届けるように歌う姿が、とても眩しい。元気いっぱいに歌う「Yell」に触れていたら、三浦千鶴と一緒に夢を描きたい気持ちに心が染まっていた。
ふたたび司会の山田みつきが、ソロ曲を歌い終わった5人に「歌い終えての感想」をインタヴュー。
「つむつむはまだみんなと同じ会場でパフォーマンスをすることが難しいんですが、その中で、せっかくのお祭りだからということで、理事長を始め、周りの方々がたくさん考えてくださって、今回中継スタイルという形で参加させていただくことが出来ました。中継ですけど、7ヶ月ぶりにマイクを握って歌声をみなさんに届けられたことが本当に嬉しいです」(仲川つむぎ)
「とってもとっても楽しかったです。先日の生誕祭に続き、2回目のソロ曲披露をさせていただけてとっても嬉しかったです。どうですか、この衣装!!へっへぇー、燃えこれ学園の制服をちょっとイメージしてみたんですよ。2日間で作りました。とっても楽しかったです!!」(稲森のあ)
「この服は「ヒカリ」のMVで着てる衣装です。一人だけ季節感おかしくない??と思ったんですけど。あったかい格好をしたほうが喉もあったまるし、いい声出るかなとポジティブに考えたおかげで、いい感じにいけたのではないかと思っております」(奥原澄香)
「この衣装はMV撮影のときに着ていた星いっぱいのドレスでございます。今日は、ワンポイントで耳にもお星さまをつけています。ソロ曲をライブで歌えるのはすごく貴重なので、本当に素敵な時間をありがとうございました」(佐々木千咲子)
「トリを引いたとなったときは、本当に頭の中を鳥が回ってたんですよ。でも、画面にいるみなさんからエールもしっかり受け取れました。ありがとうございました」(三浦千鶴)
さらに司会の高未悠加と山田みつきも、燃えこれ学園のセレクト曲を選んだ理由を語ってくれた。
「「BRAVE」を見させていただいているときと、自分で参加しているときで、またぜんぜん雰囲気が違っててすごい楽しかったし、改めてかっこいい曲だなと思いました」(山田みつき)
「私は、「すき!すき!好き!!」を自己主張の強い理由で選んだんですよ。2番の歌いだしを歌わせていただいてて、少しでも長く自分の歌声を聞いてもらえるし、カメラマンの人に映してもらえる時間が一番長いのが、この曲。今回は「ソロ曲祭だけど、わたしの歌う姿も観て欲しいと「すき!すき!好き!!」をセレクトしたにも関わらず、「せっかく悠加がセレクトしたんだから、間奏の煽りもやってみなよ」「2番の「せーの」を一緒に言おうよ」と言ってくれる先輩たちに支えてもらえてると実感したし、歌ってて、踊ってて、すごくすごく楽しかったので、わたしも早くソロ曲をゲットして歌いたいことは勿論、グループ曲ももっともっとたくさん歌っていきたいなと思いました」(高未悠加)
ライブは最後の楽曲へ。今回の「ソロ曲祭」を行なう中、ライブの大トリを飾る楽曲をファン投票で選ぼうという想いから、4ブロック各4曲、計16曲を選出。twitterによるファン投票のもと、予選ブロックを勝ち抜き決勝に残ったのが「星の記憶が降る夜に。」「夢幻華」「恋の魔法」「ミラクる☆妄想がーる」。その中から最も多い投票数を得て選ばれたのが、「夢幻華」だった。
最後に届けた「夢幻華」を通し、燃えこれ学園は力強く華やかなステージングを描きだす。この日は、各自がソロステージの時に身につけていた衣装姿。色とりどりのカラフルな服が、風に吹かれて舞い踊る桜の花吹雪のようにも見えていた。凛々しい歌声を響かせるメンバーたち。艶やかなその姿が、いつもとは異なる華やかな姿としても見えていた。
三浦千鶴の「楽しかったでーす!」の声を受け、最後に、司会の2人をセンターに「校歌」を斉唱。この楽しさを、メンバーたちは次の無観客配信ライブに繋げていった。
次回の無観客ライブ配信は11月10日(火)、山田みつきが新入生(正式メンバー)として迎えられる「新入生歓迎祭」だ。今宵のたどたどしい姿が、どれだけ成長しているのかも楽しみにしていよう。11月24日(火)には成田麻穂の生誕祭が控えていれば、12月には1年半ぶりの新曲の発表も予定している。12月の公演では新曲を聞けることも期待しながら、新曲の完成も待っていようか。
PHOTO:平島理
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2020年11月10日(火)19:10~
燃えこれ学園 新入生歓迎祭 無観客ライブ配信
2020年11月24日(火)19:10~
燃えこれ学園 成田麻穂生誕祭 無観客ライブ配信
・毎週火曜日 25:00〜放送中!
『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』
放送局:FM那覇(78.0Mhz)
パーソナリティ:成田、當銘
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!
・2000人の方へCDお届け企画開催中!
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「Re-START」MV
―セットリスト―
「Re-START」
「High jump!」(熊野はる)
「Real Cry」(蒼音舞)
「くるくるバター」(成田麻穂)
「なないろスマイル」(當銘菜々)
「白いキャンバス」(仲川つむぎ)
「BRAVE」
「すき!すき!好き!!」
「myself」(稲森のあ)
「ヒカリ」(奥原澄香)
「Stardust melody」(佐々木千咲子)
「Yell」(三浦千鶴)
「夢幻華」
「校歌」
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