燃えこれ学園　NEWS

2021.01.03

燃えこれ学園　NEWS

2020年6月より燃えこれ学園が月2回のペースで行なっている「無観客ライブ配信」も、12月22日(火)の「クリスマスSP」が年内最後。この日は、難病のために自宅からリモート参加し続けてきた仲川つむぎも合流。久しぶりにメンバー全員でライブを届けてくれた。

　仲川つむぎの掛け声に続き、熊野はるの力強い「11人の燃えこれ学園しっかり焼き付けていくよー!!」の声を合図に、ライブは「Re-START」から始まった。久しぶりにメンバー全員が揃ったライブを、この曲から始めたところに嬉しく心が揺さぶられた。メンバー一人一人の歌声に何時も以上に力が漲れば、歌っているみんなの表情も笑顔だ。仲川つむぎは、この舞台に戻ってきた嬉しさから、自分のパートを歌いだした途端に涙があふれ、声を詰まらせてしまう。他のメンバーたちはみんな笑顔で歌い踊っていたが、今にも嬉し涙がこぼれそうな気持ちを誰もが心の中でぐっと抑えていた。それも、11月に正規メンバーとして入学した山田みつきを含む、11人の燃えこれ学園としての新しい明日へのスタートラインの日だから。彼女たちはここから笑顔で走り出したかったからこそ、嬉し涙を堪え、新しい始まりの瞬間を笑顔で味わっていた。

自己紹介のときにも仲川つむぎは元気に挨拶をしつつも、この場に戻ってこれた喜びから、挨拶を終えてすぐに涙ぐむ。その姿を見た広報委員(ファン)たちから、コメント欄に「つむつむー」と頑張れ変わりの言葉が次々と流れていた。

熊野はるの「約9ヶ月ぶりに11人のステージになりましたー!!」の言葉を受け、仲川つむぎが「これまで、本当に思い通りにならないことばかりだったんです。でも、11人で初めて披露する曲が「Re-START」でほんと良かったなと思いました」と語っていた。この日から、新入生の山田みつきも「Re-START」に参加。まさに、この日が本当の意味での「Re-START」になった。

この日は、三浦千鶴がコメントを読み上げる係に。配信を届けた会場について「まるで結婚式場のよう」という広報委員(ファン)からのコメントが届いたのを受け、熊野はるが「下見に来た」と口にしたとたん、他のメンバーたちが次々と突っ込んでゆく。そのやり取りも彼女たちらしい。

　「クリスマス・スペシャルですからね、今日のライブを楽しんでいきましょう」(當銘菜々)の言葉を受け、届けたのが「シンデレラ・クレイム」。クールでジャジーな楽曲に身を預けながら8人のメンバーたちが凛々しい表情で、時に挑発するような仕種も見せながら、観ている人たちのハートを妖しく刺激してゆく。

成田麻穂の「よっしゃ、いくぞー!!」の声を合図に、爽やかな風と眩しい太陽の陽射しを降り注ぐように歌いだしたのが、「風と君と虹と僕」。青空の下、キラキラ輝く彼

女たちの歌声をBGMに自転車を漕いでゆく。そんな妄想が頭の中へ浮かんだくらい、彼女たちの歌声が気持ちをはしゃがせていた。メンバーたちも手にしたタオルを振り回し、仲間たちと一緒に歌い踊ることを無邪気に楽しんでいる。同時に、自分の気持ちを信じて前へ進み続けていれば夢や願いは叶うんだと、この曲を歌いながら彼女たちは伝えてきた。

和な音色を合図に流れたのが、「夢幻華」だ。彼女たちは凛々しい歌声を響かせて、流れるような美しいパフォーマンスの中へ強さも滲ませながら、この会場を、桜の花びら舞う艶やかな空間へ染め上げていった。

　仲川つむぎの歌声から、楽曲は「again」へ。歌声に込めた彼女の想いを、稲森のあ、奥原澄香、と歌をまわしながら想いを繋ぎ、サビではみんなで心を一つに歌いあげる。メンバーたちはこの歌でも、気持ちの内側から沸き立つ想いを力強く歌っていた。漲る想いをぶつけるように歌う姿が、印象深く目に焼きついた。

　MCでは、「again」の話題に触れながら、歌いだしを担った仲川つむぎが、「この歌は、「Go To武道館公演1st stage」のお披露目のときに歌った曲。当時は一番後輩なのに、歌いだしを任せられ、すごいドキドキすれば、今日また思い出していました」と語っていた。

　次のブロックからは「クリスマス SP」のコーナーへ。熊野はる・當銘菜々・成田麻穂・蒼音舞・稲森のあの5人で歌ったのが、「恋時雨」。激しい楽曲へ熱い気持ちを重ねあわせるように、5人は力強い歌声を突きつけた。凛々しい表情で、観ている人たちの気持ちにも火を点けるように、5人はパワフルな姿を見せてゆく。その姿に触発され、何時しか気持ちも熱くなっていた。

続く「お誕生日おめでとう」を、サンタクロースやトナカイなどクリスマス仕様の可愛い姿になった佐々木千咲子・奥原澄香・三浦千鶴・高未悠加・山田みつきの5人が、ライブを観ている12月生まれの人たちへ。そして、この日のライブに参加してくれた人たちへ向け、「出会ってくれてありがとう」の気持ちを胸に歌っていた。舞台上の5人は、仮装姿でクリスマスパーティをしながら友達どうしではしゃぐような様を見せていた。その姿や、明るい歌声に触れていると、ハッピーな気持ちに心が染まってゆく。彼女たちと一緒に素敵なホームパーティに参加しながら、幸せのおすそ分けをもらえた気分だった。

MCでは、1月の無観客ライブ配信を1月5日と19日に。しかも1月19日は、山田みつきの生誕祭として行なうことを、先に歌っていた5人で発表。19日の主役となる山田みつきが、生誕祭へ向け、すでに気持ちがワクワクしだしていることを伝えてくれた。彼女たちの会話へ誘われるように、他のメンバーたちもクリスマス用の衣装に着替え、舞台へ集合。11人が横一列に並んだ姿が愛らしく、壮観だ。

次のブロックで11人が気持ちを一つに届けたのが、新曲の「オルゴール」。クリスマスの時期を舞台にした歌を、メンバーみんながクリスマスを意識した衣装で届けてゆく。それだけで十分に愛らしく頬を緩ませていたのに、この歌を11人で歌ってくれたことが、その嬉しさに拍車をかけていた。歌詞や曲調は、けっして笑顔で受け止める楽曲ではない。でもこの日は、歌詞に綴った言葉の意味を噛みしめるように、哀切な想いを持って歌う姿を、愛おしい視線で見つめていた。

　コメント欄には「トナカイ（山田みつき）が可愛い」という言葉も。當銘菜々が「雪だるま(佐々木千咲子)も可愛いとコメントしてください」と言ったところ、さっそく「雪だまる可愛い」のコメントが届いていた。

ひと足早い、燃えこれ学園が催した素敵なクリスマスパーティ。彼女たちは「星の記憶が降る夜に。」を、心の中に愛しい人(広報委員)の姿を想い浮かべ、その人へ想いを届けるようにロマンチックな気持ちで歌い踊っていた。愛しい想いを胸に、大切な人へこの気持ちを届けたい。彼女たちの揺れる心の様が、少し切なさを帯びた歌声に乗せ胸に温かく響いていた。

成田麻穂の「まだまだいくよー、「恋の魔法」!!」の声を合図に、この空間へ眩しい輝きを降り注ぐように「恋の魔法」が飛びだした。ちょっぴり切ない恋心を綴った楽曲だが、心を踊らせる曲調という理由もあり、この歌に、彼女たちのライブに触れている間、ずっと胸が高鳴り続けていた。もどかしい気持ちを伝えるように歌う声へ触れながら、胸ときめく魔法を彼女たちに掛けてもらえた気持ちになっていた。

みんなでわちゃわちゃ騒ぎながらパーティを楽しもうと、最後に燃えこれ学園が歌ったのが「すき！すき！好き！！」。華やかなクリスマス衣装を身につけた11人が、愛らしい笑顔で「好き!!」と叫びながら歌う姿に鼓動が騒いでおさまらない。互いに好きという気持ちを交わしあえるこの曲が、照れを隠すことなく「好き」と相手に向かって叫べるこの歌が、大好きだ。そんな無邪気で、無敵な気持ちになれるこの歌を、彼女たちと一緒に味あえるこのひとときも大好きだ!!

　1月は5日に、そして19日には山田みつき初めての生誕祭を開催。その日主役となる山田みつきは、「11月に新入生になったばかりなので、わたしの生誕祭は出来ないだろうなと思っていたから、やらせていただけることにビックリだし、ホントに今から緊張しています」と語っていた。さらに、2月には仲川つむぎの生誕祭も予定していることも、熊野はるがここで語っていた。

最後は、「校歌」をみんなで斉唱。この歌を聞くのも、今年は最後。いろんな逆境の中でさえともに笑いあってきた今年の日々を振り返るように、この歌が響いていた。仲川つむぎは感動のあまり歌声をつまらせる場面も。その姿に向け、「オレもー♡」と書いた言葉がコメント欄に次々と流れていた。

コロナ禍の影響もあり、6月から無観客ライブ配信という形でライブを届けてきた今年の燃えこれ学園。引き続き来年も同じ形を取りながら、彼女たちはライブを進めてゆく。2021年も全国各地から燃えこれ学園のライブに参加していただけたら、メンバーたちも大喜びだろう。

PHOTO:平島理

TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

燃えこれ学園　あけおめSP 無観客ライブ配信

2021年01月05日(火)　19:00開場

https://tiget.net/events/116930

・毎週火曜日 25:00〜放送中！

『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』

放送局：FM那覇(78.0Mhz)

パーソナリティ：成田、當銘