2018.05.01
voyager・TAKERU & 瀬下千晶インタビュー

ひたむきな努力の人・TAKERU、天性の愛されキャラ・瀬下

ーファンクラブイベントはどんな感じになりそうですか?

瀬下:ふだんのライブとは違ったvoyagerを見せられるように、いつものライブよりもっと近い距離感でファンと触れあいたいです、お楽しみコーナーもいろいろ考えてます。

TAKERU:アーティストとファンの垣根を超えた、ファミリーだよみたいなことを期待していいんじゃないかなあ。僕らもそうなりたいです。時間の許す限り、一人ひとりと話したいですね。
そして!グッズも考えてるんですよ。瀬下さん、ご説明お願いします!

瀬下:まずは、缶バッジ!トートバッグもあります。そしてTシャツ!
Tシャツはスタッフさんが考えてくれたかっこいいロゴバージョンと、多彩なTAKERUがデザインしたキャラクターが描かれたバージョンがあるんです。

TAKERU:僕らをモチーフにしたイラストを、ちょっとゆるい感じで描きました。
瀬下はビールジョッキに乗って走る競馬のジョッキーさんになぞらえた「ジョッキーさん」で、僕はカレー好きなんで「スパイシーさん」。
アイディアは彼女が出してくれて、僕がそれをイラストに反映しました。

瀬下:「私のたわ言をこんなにうまく絵に反映してくれるんだ!」って思いました。

ーTAKERUさんは絵もお上手なんですね、多才?です。

TAKERU:昔から絵描くのが好きで、友達と遊ばずに絵を描いてニヤニヤしてました。

瀬下:余談ですけど、折り紙も超うまいですよ。たけやん、リアルなカブトムシが折れるんですよ。

TAKERU:レコーディング現場で暇だったからカブトムシ折って置いていたら、ゲストボーカルの女の子がそれを見て「気持ち悪い!」って逃げちゃったくらい。
小さい頃からいろんな物作りが本当に好きで、折り紙も自然と得意になったんですよね。

ー歌も小さい頃からお好きでしたか?

TAKERU:そうですね。

瀬下:あっ! TAKERUの歌の話で思い出したんですけど、ひょんなことから元voyagerの山口(智広)くんと一緒に「TAKERUくんの実家に行こう」というツアーをやったんですよ。
たけやんの部屋も案内してもらったんですけど、昔の写真とか賞状とか並ぶ中、達筆な字で「歌手への道」って書かれた紙が壁に貼られてて。

TAKERU:やばい! 人生で一番恥ずかしい!(笑)

瀬下:発見した時もすごい恥ずかしがってたよね。

TAKERU:自分でも忘れてたんですよ。

瀬下:「 一、歌のことを常に考える」とか書いてあって。

TAKERU:「一、誰にも負けたくない気持ち」とかね……。

瀬下:でもあの頃の「歌手への道」は実現したからすごい!
TAKERUはひとつのことを突きつめたり、完成させるのにひたむきなんです。

ーTAKERUさんから見て、瀬下さんはどんな人ですか?

TAKERU:自分を表現するのが下手かも。だからSNSの更新も少ない(笑)。

瀬下:インスタ映えとか照れる……。「私なんかが…」ってなっちゃう。

TAKERU:歌えば誰よりも堂々としていて、声も出るのにね。
瀬下はけっこう繊細で気遣いする人ですね。あと悩み始めたらすごく悩む。人に相談できないタイプね。

瀬下:ああ、そうかも。あんま相談しないね。

TAKERU:でも、瀬下が悩んでることっていつも3つくらいしかないから(笑)。

瀬下:今日なに食べようかなとか?

TAKERU:違うよ!お酒の失敗とか。

ーお酒失敗するんですか?

瀬下:失敗しかしないんですよ〜!弱いわけじゃないのに、酒に飲まれるタイプです。

TAKERU:楽しいお酒を飲む人なんで、周りもどんどん飲ませちゃうんですよね。
朝起きたら、カピカピのお粥が入った器を抱きしめながら寝てたらしいですよ。

ーどういうことですか?(笑)

瀬下:多分、家に帰ってから寝る前にシメでお粥を食べてたんです、そしたらそのまま寝ちゃって。
起きてきたお父さんに器抱えたまま寝てるのを見られて、「娘に対して一番絶望した」って言われました(笑)。

TAKERU:こんな風に天性の愛されキャラなんですよ。
話す技術とか進行のテクニックはトレーニングで身につけられるけど、瀬下の愛される力は才能です。
人から好かれる、この人をもっと助けたくなる。そこはvoyagerとしてもすごく助けられてます。



子供たちにきらびやかな瞬間を与えたい

ーファンクラブイベントも目前にひかえて、これからさらに活躍の舞台を広げていきそうなvoyagerですが、今後の目標を聞かせてください。

TAKERU:色々ありますが、今まで行ったことないところにも行きたいです。「voyagerはここまで来るんだ!」みたいな感じで、47都道府県を制覇したり、小さな村や島、公民館とかでもやれたらいいし。

瀬下:老人ホームの慰問とかもしたいね。

TAKERU:そう、子供の施設とかね。せっかく僕らは子供たちとたくさん交流することができたので、彼らに素敵な時間、きらびやかな瞬間を与えられたらって思います。
これからは今まで歌っていないようなジャンルの歌も歌えたらいいなとも思ってます。

ー子供たちにはどんな言葉をかけたいですか?

TAKERU:こんな大人になっちゃダメだよ。

瀬下:「お酒飲みすぎちゃダメだよ〜」って。

TAKERU:マジメなことを言うと(笑)、子供たちと一緒に大きくなれればいいかな。「voyagerと一緒に楽しいことも悲しいことも経験して一緒に大きくなっていこうね」って。

瀬下:本当に。子供から学ぶことも多いです。

ー今日はありがとうございました!お二人のお話を伺うの本当に楽しかったです。voyagerのラジオとか聞きたいです。

瀬下:ラジオ…やりたい!
ラジオってリラックスした時間に聞くじゃないですか。そういう時間に寄り添えるのってすごくいいなって思うんです。

TAKERU:二人のこういう雰囲気を伝えたられたらいいね。

瀬下:ラジオやりたい!

TAKERU:どうにかなりませんか?(笑)


インタビュー・文:安里和哲