燃えこれ学園　NEWS

2022.12.29

燃えこれ学園　NEWS

燃えこれ学園が月2回、有観客で行なっている「ライブ配信」。12月6日(火)に新宿Key Studioで催したのが、「成田麻穂生誕祭」公演。この日も、マスク越しなら声出しOKのライブとして行われた。

最新衣装姿でライブの冒頭を飾った歌が、この日の主役，成田麻穂の踊るバレエダンスの魅力を押し出した『0(zero)』。メンバーみんなが希望や夢馳せる思いを胸に、優しい笑みを浮かべこの曲を歌う姿が本当に大好きだ。力強い歌声なのに、その強さの中にはキラキラした希望という輝きが含まれている。だから、その姿や歌声に触れていると、自分も輝けそうな気持ちになれる。続く『Melodious Revolution』は、成田麻穂の歌からスタート。この曲でも、躍動する楽曲の表情に合わせ、メンバー自身が力強い声を響かせる。でも、この曲でもみんなが笑顔なのは、自分たちで未来を変えてゆく自信を胸に歌っているからだ。

　「あー、よっしゃいくぞー!」の声と『風と君と虹と僕』の歌いだしを担ったのが、成田麻穂。「虹色のアーチくぐり抜ける」の歌詞に合わせ、彼女は、メンバーらが両手を渡らせ作ったアーチをくぐり抜ける姿も見せていた。この曲では、メンバーとフロアに詰めかけた広報委員(ファン)たちが、手にしたタオルやペンライトを大きく振り回し，無邪気に楽しんでいた。間奏でふたたび飛び出した、成田麻穂の可愛い「あー、よっしゃいくぞー!」の煽り声も、胸をキュンと鳴らしてくれた。

これから訪れるクリスマスの季節へ向け、彼女たちは『オルゴール』を届けてくれた。この曲を聴くたびに、「逢いたい」気持ちが胸の内で大きく膨らみだす。曲は、届けるその環境や時期によって、いろんな意味を持つ。この日の『オルゴール』は、互いに逢いたい気持ちを強く募らせる歌として胸に響いていた。

　メンバーの生誕祭公演の大きな特色が、主役を中心に据えたライブなのは、もちろん。ライブ配信の映像でも，アップ姿を含め、カメラに移る頻度がとくに多くなること。「生誕祭公演」は、主役の推しにとって、配信映像も見逃せない嬉しい見どころになっていることもお伝えしたい。

　MCでは、メンバーが「今日のはっぴーまっぽーMAX」な出来事を語っていた。その内容も「すごく良さそうなプロテインを見つけたこと」(蒼音舞)や「見てくれるあなたがいること」(高未悠加)、「忘れものをしてないこと」(山田みつき)など、そこからも各自のキャラクターが見えていた。成田麻穂の「今日のはっぴーまっぽーMAXは、今日全部」だった。

　次のブロックは、少し妖艶な様を描くように、ジャジーでムーディな『シンデレラ・クレイム』からスタート。ダンスに誘うリード側のメンバーが、黒い帽子をかぶってアプローチ。それぞれがパートナーをダンスへ巧みに誘い入れる様も、この曲の嬉しい見どころだ。

　力強く，凛々しい歌声やパフォーマンスの中へ，妖しく魅了する姿も映し出した『夢幻華』。表情をガラッと塗りかえるように、メンバーたちは『夏恋♡LOVE』を歌いながら、見ている人たちをドキドキしたはっぴーまっぽーでLOVEな心に染め上げた。この曲の中、歌詞に合わせ、メンバーたちが満面の笑顔でジャンプする姿が、本当に可愛いく見えていた。胸キュンするというのは、この瞬間の彼女たちのことを言うのに違いない。　

　動画には、ピンクの馬車に乗った成田麻穂の姿を投影。彼女が着替えている間、他のメンバーたちが、成田麻穂が送ったモールス信号を歌として伝えるように『タイムレシーバー』を歌っていた。この楽曲を通しメンバーたちは、今居る空間を成田麻穂が棲む「まほまほの森」へと繋げてゆく。後半、桃色のドレス姿に着替えた成田麻穂が登場。力強く「届いて」という声を響かせていた。

ここからは、成田麻穂のソロコーナーへ。頭にティアラをつけた桃色のドレス姿の成田麻穂は、この空間へキラキラの愛を降り注ぐように『Happy♡Merry-go-round』を歌唱。この歌と彼女の存在感を通して、見ている人たちをファンタジックでドリーミーな世界へ連れ出せば、夢とロマンチックを満載した空間へと、この場を塗り上げていった。間奏では、フロア中から熱い口上が飛び交う。その言葉を満面の笑顔で受け止めていた成田麻穂の姿も、素敵な見どころだった。

　続く『くるくるバター』では、「まほまほの森バレエ団」が登場。歌に合わせ、クリスマス仕様のアーチを手にしたメンバーたちが、成田麻穂の歌と楽曲に合わせ、軽やかにステップを踏み、ときにくるくるとまわりながら、成田麻穂の得意とするバレエダンスを、成田麻穂に変わって軽やかに踊っていた。

　「なりーちゃん、お誕生日」「おめでとう」の声を合図に、メンバーみんなで主役の成田麻穂の誕生日を、『お誕生日おめでとう』を通して祝福。間奏では、當銘菜々の愛の告白を筆頭に、メンバーたちが次々と主役を祝福。全員が、笑顔だ。ステージ上は、もちろん。フロアにいる人たちも、みんな無邪気な子供のような笑顔で、成田麻穂をお祝いしていた。メンバーみんなで、まほまほの森に似合いそうな、"きのこ"のこのぬいぐるみを成田麻穂へ手渡す場面も、嬉しい見せ場だった。

ライブは、そのまま終盤のブロックへ。"そろそろMIX"と題した、遊び心あふれる演出が飛び出す『ミラクる☆妄想がーる』で何が飛び出すか…という期待を嬉しく裏切るように、この日はスタンダードなスタイルで歌唱。むしろ、舞台の上に生まれていた楽しい空気を、この曲を通してさらに増幅。フロア中から熱情した拳がガンガン突き上がっていた。その景色こそが、最高にナチュラルな"そろそろMIX"の演出だ。

　「なり～はこんなに素敵なみなさんに出会えて、胸がいっぱいです。これからも一緒にいてください。今、ここで「ありがとう」の気持ちをいっぱい伝えたいです。ありがという気持ち、みんなに届きますように」

　その言葉に続いて、成田麻穂が胸に手を当て、一人『ありがとうの歌』を歌いだした。途中からメンバーたちも参加。「あなたがいたから　今のわたしがいる」「照れくさいけど今日は伝えます　出会ってくれてありがとう」と成田麻穂が。彼女の気持ちを受け止めたメンバーたちが、支えてくれる仲間たちへ向け「ありがとう」の思いを伝えていた。成田麻穂は、「あなたがいるから　わたしがいる」と歌っていた。その言葉、そっくりそのまま彼女やメンバーたちに心を込めて返したい。

　最後に、感謝の気持ち胸に、ここからまた明日へ向かって一緒に歩きだそうと、彼女たちは『Re-STRAT』を歌ってくれた。毎公演、この歌へ触れるたび、明日の景色をしっかり見ようと顔を上げられる。その先に、彼女たちと次に出会える景色が見えてきた。

　最後に、改めて主役の成田麻穂の誕生日を「おめまっぽー」と祝福。その後、メンバーが、成田麻穂へひと言ずつメッセージをプレゼント。「頑張り方は違うけど、大切にしているところは同じところ」（當銘菜々）、「つむに合わせてのんびりしてくれるところ」（仲川つむぎ)、「ぜんぶー！」(高未悠加)などの言葉が飛び交っていた。