2018.03.18
マッシュアップエンターテイメント NEWS
光射す面のみならず、陰る表情にも惹かれる魅力を
太田彩華が放っていることを実感。
太田彩華が放っていることを実感。
次のブロックは、ソロコーナーへ。トップバッターを飾ったのが、太田彩華。5年前に上京したときに抱いてた希望と不安、強い意志をみずから歌詞に詰め込んだ『宵山で咲き誇れ』を歌唱。雅な要素を軸に据えた楽曲の上で、舞い躍るよう可愛らしく歌う太田彩華。想いを強く込め艶やかに歌う姿は、まるで開花した桜のようにも見えていた。
表情は一変、ゲームアプリ「NOeSIS歌う影の戯曲」第3章のED曲『命の花』では、激しさと切なさが交錯する曲調の中、秘めた情熱を解き放つように歌う太田彩華がそこにはいた。声優として活動している持ち味も反映、楽曲の表情に合わせ、みずからの声の色を巧みに塗り替えてゆく手腕は、さすがだ。光射す面のみならず、陰る表情にも惹かれる魅力を太田彩華が放っていることを、このコーナーを通し実感出来たのが嬉しかった。
トークコーナーでは、歌い終わった太田彩華が、歌のバトンを手渡す藤崎結朱を呼び入れた。2人は、互いにゲームアプリ『NOeSIS』の歌を歌っている関係から、『NOeSIS』話を披露。「『命の花』は神曲だね」と語った藤崎結朱の言葉も印象的だった。
強い感情を投影した歌ほど、藤崎結朱の深みを持った歌声は
リアルな説得力を持って響いてゆく。
藤崎結朱のコーナーは、ゲームアプリ「NOeSIS 歌う影の戯曲」第四章のED曲『Linatic blade』からスタート。物悲しさ秘めた幕開け、藤崎結朱は切なさ抱いた楽曲の上、壊れそうな想いで歌い上げてゆく。強い感情を投影した歌ほど、彼女の深みを持った歌声はリアルな説得力を持って響いてゆく。歌唱中、ずっと藤崎結朱の歌声に心が釘付けになっていた。
続いて披露したのが、中島美嘉のカバー曲『僕が死のうと思ったのは』。この日の藤崎結朱は、あえて内側から想い込み上げる楽曲を選び、触れた人たちの心を涙色に揺さぶってきた。それも、彼女らしい個性のアピール方法だ。
続く『RIDE on BREEZE』で藤崎結朱は、初めて人前でアコギを演奏しながら歌唱。彼女のライブの定番曲だからこそ、藤崎結朱は新しい挑戦を加味することで、楽曲や歌声に新鮮な色を加えてきた。雄大な演奏を背景に、アコギを掻き鳴らしおおらかに歌う。彼女がこの歌に込めた前を向いた想いは、楽曲に触れた人たちの気持ちに羽ばたく翼を授けてくれた。それが、嬉しかった。
藤崎結朱が舞台へ呼び入れたのは、かなでももこ。トークコーナーでは、ゆずぽん、ももちんと、互いに照れながら呼び合う姿が印象深く瞼に焼きついた。かなでももこは、藤崎結朱の弾いたギター演奏を絶賛。藤崎結朱は、「これからもいろんなことに挑戦していく」と宣言していたことも報告しておこう。
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