燃えこれ学園　NEWS

2023.03.21

燃えこれ学園　NEWS

燃えこれ学園が月2回有観客で行なっている「ライブ配信」。3月7日(火)に新宿KeyStudioで催したのが、「高未悠加生誕祭」。この日も、マスク越しなら声出しOKのライブとして行われた。

　「高未悠加生誕祭」は、妄想ガールの高未悠加に似合う『ミラクる☆妄想がーる』からスタート。生誕祭の選曲は、主役が担当。さすが、“らしいな”という始まりだ。高未悠加は、トレードマークの青いベレー帽をかぶって登場。舞台の上で、わちゃわちゃと笑顔で弾けるメンバーたちの姿に触れ、心がときめきだす。早くも、高未悠加の魔法にかかった気分。歌の中、高未悠加が舞台前へ力強く駆け出し、遠くを指差しながら「きっと明日は」と歌う姿はこの曲の見どころの一つだ。余談だが、この日の三浦千鶴のツインテールはキュアレモネードを意識してとのこと。

冒頭を飾った成田麻穂のバレエダンスも印象的。『0(zero)』の歌い出しを担っているのが、高未悠加なのも嬉しい。妄想ガールでありながら、いつも夢や目標に向かって全力で駆け続ける高未悠加や燃えこれ学園らしい、限界を超えてでも夢をつかむ強い意志を『0(zero)』を通して伝えてきた。

いつまでも夢見る少女でいたい。高未悠加の、いや、メンバーみんなの心の声を伝えるように歌ったのが『恋の魔法』。ここから続く、乙女の真っ直ぐな恋心歌った曲たちを通し、メンバーらと一緒に、恋に不安やときめきを覚える10代の頃の自分に気持ちが塗りかわってゆく。

メンバーらがタオルを手に、眩しい笑顔を浮かべて歌った『風と君と虹と僕』。「君が好き」とドキドキした思いを胸に恋心を伝えてきた『すき！すき！好き！！』と、彼女たちは、学園を舞台に、恋に夢中になり、心をときめかせる眩しい青春模様を次々と描き出していた。燃えこれ学園の歌は、眩しかった青春時代の気持ちを取り戻してくれる。ライブに触れている瞬間、少年や少女時代に戻り、心がキラキラと輝きだす。もしやこれも、高未悠加がセットリストを通して仕掛けた"ときめきの魔法"??『すき！すき！好き！！』の中、いつもは成田麻穂が熊野はる先生に怒られているが、この日、高未悠加が怒られていたのも、生誕祭だからこその嬉しい見せ場だった。

ここからは『BRAVE』『夢幻華』と、メンバーらの凛々しい声と力強いパフォーマンスを味わえる楽曲を立て続けに披露。この曲の間、高未悠加は着替えのために異世界へトラベルしていたことも伝えておこう。

チャーミングなピンクの衣装に着替えた高未悠加が、可愛らしい歌声の魔法で、この空間をミラクルでマジカルなワンダーランドに塗りかえた。披露したのは、高未悠加のソロナンバー『みらくる☆まじかる☆わんだーらんど』。揺れ動く乙女の心模様を、次々と転調してゆくチップチューンに乗せて表現。「大好きだよ」と甘い声で告白を受けた瞬間、胸がドキッとした。魔法少女になった高未悠加は、観ている人たちへ夢中にしてゆく魔法をかけ、ハートをドキドキさせていた。

ここで高未悠加が、応援してくれる人たちに向けて書いた手紙を読み出した。

「普段は青色ベレー帽がトレードマークですが、今回の生誕衣装は、ピンク色のアイドル衣装です。その昔、プロのスタイリストさんや友人に、「悠加はピンク色が絶望的に似合わない」と言われて以来、「可愛いなぁ」と思いながらも、ピンク色のお洋服を着るのを少しあきらめていました。でも、今日は特別可愛いわたしでいたかったので、わたしが思う可愛いをたくさん詰め込ませていただきました。普段はキャラクターのことも相まって、あまり言われないし、慣れてないけど、「可愛い」って思ってもらえたら嬉しいです。

手紙に書く内容をギリギリまで悩んだのですが、単刀直入にわたしが伝えたいのは、燃えこれ学園を応援してほしい。悠加を好きでいてほしいなぁということです。

悠加は今年度、応援してくださる方々のおかげで、「つうしんぼランキング」では何度も選抜に入ることが出来ました。9月6日の単独公演では、燃えこれ学園としても、個人としても、掲げていた動員目標を達成することが出来ました。遠征に行けば、ついてきてくれる方や、SNSを通じて知り合ってくれた方がいてくれたり、広報委員の方からも「悠加、調子いいね」とか「羨ましい」と言っていただくことが、ありがたいことにたくさんありました。

しかし、現実には上手く行かないこともたくさんあり、嬉しいことよりも、悩むことのほうがずっと多かったです。

すう先輩が卒業して、新たな自分になる決意をして髪を切って応援してくれていた人が離れて。新しい歌割りやフォーメーションに喜びと同時に、いろいろと思うところもある中、それでも向き合いながら頑張ろうと思っていた矢先に腰を痛め、約3カ月、椅子に座ってのパフォーマンスになって、申し訳なさと、うらやましさと、つらさから、メンバーを避けるようになってしまいました。復帰しても、全曲のパフォーマンスには参加できないし、先月は「つうしんぼランキング1位になりたい」と宣言をし、たくさんの方に力を貸していただいたのに、1位を取ることができませんでした。

でも、そんなわたしがここに立てているのは、燃えこれ学園に入学したときから描き続けている夢と、ひとえに応援してくれているみなさんのおかげです。わたしの夢は、燃えこれ学園グループとしての夢、武道館単独公演です。その夢を叶えるために活動してきました。3月28日の単独公演は、その夢を叶えるための重大な公演なので、今、全力で、みんなで挑んでいます。掲げている目標を絶対に達成して、大きなステージにメンバーを連れていける自分になりたいです。そんなわたしを見つけてくれて、愛してくれたみんなに、わたしのすべてをかけて恩返しをしたいです。だから、悠加のことをまだまだ好きでいてくれたら嬉しいです。私たちがあなたに笑顔を届けます」

　後半は、『Re-START』から。冒頭、メンバー全員が高く掲げた腕を力強く胸に寄り添える姿に触れ、込み上げる思いが心の中を駆けめぐった。『Re-START』に触れるたび、どんな困難も乗り越え、心に描いた理想の景色を手に出来る気持ちになれる。この歌が、未来へ進む勇気をくれる。騙されたと思って、一度この曲に触れてほしい。きっと、心が動かされるはずだ。（https://youtu.be/RTDefcIO4R4）

　高未悠加へ向け、メンバーみんなが「おめでとう」の声を届け、ライブは『お誕生日おめでとう』へ。この曲を歌っているときの一人一人の表情には、いつも満開の笑顔の花が咲いている。大好きな仲間の記念日を、心の底から祝福する姿を見るたびに、観ている側も幸せな気持ちになれる。この日は稲森のあが、高未悠加に「大好きだよ」と絡む場面も登場。大好きな仲間たちと一緒にわちゃわちゃと戯れる高未悠加の姿が、とても眩しかった。

　「悔しさを力に変えることを教えてくれた曲です」(高未悠加)の声を合図に、メンバーたちが軽やかにステップを踏みながら『明日へ』を歌唱。この曲に触れるたび、真っ直ぐな心で夢を追いかけていた頃の自分を思い返せる。落ちサビの歌を、稲森のあ・高未悠加・山田みつきが歌唱。この日は、いろんな曲の聞きどころを高未悠加が担当していたことも、高未悠加推しには嬉しい見せ場になっていた。

　最後に燃えこれ学園は、ふたたび『ミラクる☆妄想がーる』を歌唱。理由は、高未悠加自身がこの曲が大好きだから。主役が選曲できる特権を生かし、いつもとは異なる、嬉しい意外性を持ったセットリストを楽しめるのも、「生誕祭」ならでは。今後も、各メンバーの「生誕祭」ごとに、そこを味わってもらいたい。『ミラクる☆妄想がーる』の中、広報報員たちと熱い"虎火発動日本語MIX"を掛け合う姿も嬉しい見せ場になっていた。

　歌い終わり、メンバーが高未悠加の好きなところを以下のように語っていた。

「スーパー頑張り屋さん」(三浦千鶴)

「一緒にふざけあえるところ」(稲森のあ)

「行動力がすごいところ」(蒼音舞)

「なぁなのことが大好きなところ」(當銘菜々)

「可愛いところが、全部好きー」(成田麻穂)

「子供っぽさが抜けないところ」(佐々木千咲子)

「さびしがりやで甘えん坊なところ」(仲川つむぎ)

「世界観をしっかり持ってるところ」(山田みつき)

「悠加ちゃん、君は今、たくさんの人から愛されてますよ。それを、しっかり感じてほしいな。その思いを真正面から受け取る勇気を持ってください、あなたはもっと強くなれる人です。強くなってください。そんなあなたが、だいスシロー」(熊野はる)

「今日のライブを観てくれた皆さんのお陰で、わたし、ここにいていいんだなと思えました。幸せな時間を本当にありがとうございます」(高未悠加)

　最後に、みんなで『校歌』を斉唱。次は、3月28日(火)白金高輪SELENE b2を舞台にした【Re-START TOUR 2022〜Get over the wall〜」ツアーFinal単独公演になる。目標の600人動員を達成し、ぜび、次のステップへ踏み出してほしい。