燃えこれ学園　NEWS

2023.06.19

燃えこれ学園　NEWS

　燃えこれ学園が月2回、有観客で行なっている「ライブ配信」。6月6日(火)に初台DROOSで行ったのが、「蒼音舞生誕祭」公演。この日は、當銘菜々・仲川つむぎ・三浦千鶴が諸事情からリモートという形で出演。

　オープニング映像では、メンバーみずから、スクリーンに映し出される各メンバーの姿に向けてコールを送っていた。さりげない遊び心をいきなり挟んでくるところが、定期公演の面白さ。

　「蒼音ちゃん、お誕生日おめでとう」の声を合図に、「蒼音舞生誕祭」は、メンバーの誕生日をみんなで祝う『お誕生日おめでとう』を歌いながら幕を開けた。とても陽気な、グループのムードメイカーの蒼音舞に相応しい、楽しさに満ちたHAPPYな幕開けだ。この日は、メンバーそれぞれが、いろんなパーティハット(帽子)や魔法のステッキを手にするなど、さまざまな演出も施しながら、主役に「誕生日おめでとう」の声を届けていた。最後に、メンバーみんなで蒼音舞にキスを求める姿もかわいらしかった。

　MCでは、大きなスクリーンに當銘菜々・仲川つむぎ・三浦千鶴が、3画面に分かれてリモートスタイルで登場。3人とも、頭にパーティー用の帽子をかぶって出演するなど、離れた場所から主役の蒼音舞に「おめでとう」の声を送っていた。

ロック好き、パワフルな楽曲が大好きな蒼音舞らしく、ここからは魂を熱く燃やす激しい楽曲を3曲立て続けに歌唱。フロア中の人たちを熱く煽るように、凛々しい声で歌った『恋時雨』。間奏では、メンバーと広報委員(観客)たちが互いに拳を高く振り上げ、「Oi!Oi!」と熱い声を交わしあう場面も見せていた。『夢幻華』でも、いつも以上に激しい春(歌声)の風を吹かせ、観客たちの熱情した声も加え、歌の中で飛び交う桜の花びらたちを高く高く舞い上がらせていた。熱狂する広報委員たち。そこへ、さらに畳みかけるように『BRAVE』を熱唱。なんて迫力に満ちたライブだろう。フロア中から上がった拳や紫のペンライトが、ずっと揺れていた。熱情ナンバー3連投という理由もあり、メンバーの歌声にどんどん迫力を増してゆく様が、臨場感を持ってフロア中に伝わってきた。

　MCコーナーでは、リモート出演中の3人が大きなスクリーンにふたたび登場。それぞれが自作のボードを使って、蒼音舞に「おめでとう」のエールを送っていた。

　「もっともっとミラクルを起こしていくよ」と叫ぶ成田麻穂の声を合図に歌ったのが、『ミラクる☆妄想がーる』。この日は、3人（當銘菜々・仲川つむぎ・三浦千鶴)がリモート出演、佐々木千咲子が病み上がりということから出演曲数を制限、主役の蒼音舞はお召し直し中という理由から、5人(熊野はる・成田麻穂・稲森のあ・高未悠加・山田みつき)で『ミラクる☆妄想がーる』を届けていた。これは、とてもレアなケース。人数が少ないぶん、5人はいつも以上に力強く熱唱。そこへ、途中から着替えを終えた蒼音舞も参加。一気にパワーをアップしてゆく様から、どんな状況下でも臨機応変に対応してゆく高い適応力と、メンバーどうしの助け合う強い絆を改めて実感。終盤には、蒼音舞が前面に立って広報委員たちを熱く熱く煽っていた。さすがのチームプレーだ。

　白いドレス姿に装った蒼音舞の姿が、とてもかわいらしい。ここからは、蒼音舞の生誕コーナーへ。最初に歌ったのが、蒼音舞の「Oi!Oi!」と煽る声から始まった、ソロナンバーの『Red voice』。とても力強くパワフルな歌声を響かせ、蒼音舞は広報委員たちのハートを騒がせる。気持ちを熱く揺さぶる歌声に刺激を受けたフロア中の広報委員たちが、同じように声を上げ、その場で大きく飛び跳ねながら、蒼音舞に熱いエールを送っていた。一体化したその景色は、見ている側の気持ちまで熱く揺さぶってくれた。

　「無事、今日を迎えられてすごく嬉しいです。壁があるからこそ成長できると、今日改めて実感しました」。次に歌うソロ曲の『Real Cry』が、この日を持ってちょうどCD発売6年目を迎えたことを報告。当時の、蒼音舞の想いを詰め込んで作ったこの曲は、今でも高い支持を得続けている。何より、蒼音舞の原点となる想いが、この曲には詰め込まれている。MCでは、「たくさんの応援の声に対して、もっと結果にこだわる活動をしていきたい。これからもみんなと一緒に歩んでいきたいからこそ、結果を出せる活動をしていきたい」とも伝えていた。

燃えこれ学園としてずっと活動してきた中で感じ続け、積み重ねてきた想いを胸に、蒼音舞は熱情した声で『Real Cry』を歌っていた。甘えた自分を断ち切り、不安さえも力にしながら、かならずその先に輝く光をつかむからと誓うように、蒼音舞は声を高らかに歌っていた。フロア中から「Oi!Oi!」と上がっていた熱い声は、彼女の想いに共鳴した叫び声だ。燃えこれ学園に絶対に必要なパワフルボイスの神髄を見せてくれたのも嬉しかった。

次に歌ったのが、蒼音舞を支えてくれるすべての人たちへの感謝の想いを込めた、バラードの『ありがとうのうた』。途中からメンバーたらも歌に参加。「あなたがいたから今のわたしがいる」。普段は照れて口に出せない想いを、蒼音舞が、そして、燃えこれ学園のメンバーが、みんなで腰に手をまわしながら、想いを一つに歌っていた。「あなたがいたから今のわたしがいるあの日の言葉が途切れそうな心繫いでく」と、落ちサビを美しい声を響かせて歌う蒼音舞の姿も眩しかったが、みんなで感謝の気持ちを伝える姿が、見ている人たちの瞼を潤していった。

　ライブも後半へ。支えてくれる大切な人たちへ向け、その想いを忘れることなくずっと胸の中に抱き続けるからと歌った『オルゴール』。どんなことがあっても応援してくれるみんなのことが大好きだからと、元気いっぱいに届けた『すき！すき！好き！！』。蒼音舞が考えたこの日のセットリストは、支えてくれるみんなへ向けての感謝の想いを伝える構成を成していた。ほんと、蒼音舞らしい心模様の見える生誕祭だ。

　最後は、会場にいるみんなと生歌で『校歌』を斉唱。次は、6月20日(火)「稲森のあ生誕祭」。この幸せと楽しさは、まだまだ続いてゆく。