新世紀えぴっくすたぁネ申、マイナビBLITZ赤坂へ1259人動員し、解散を回避!!。平成以降のメンズアイドル界をリードするのは、こいつらだっ!!
新世紀えぴっくすたぁネ申の7人は、「シン・ネ申ワンマン」と題したワンマン公演を行うため、1月23日(水)にマイナビBLITZ赤坂の舞台に立っていた。この日は、新世紀えぴっくすたぁネ申の未来へ運命の審判が下される日。
以前から彼らは、「この日、1000人動員しなければ解散」という言葉を述べていた。先に結果を伝えるなら、2階に立ち見客まで出たように、誰にも文句を言わせないほぼソールドアウト状態!!。これから新世紀えぴっくすたぁネ申が、メンズアイドル界を牽引する存在になるであろう期待感を1259人動員という数字で示してくれた。
ステージ前を覆った幕の上に映し出された、演出集団「huez(ヒューズ)」の手によるレーザーアニメーションの演出が期待を高めてゆく。幕が下りたその先には、メンバーカラーのマントに身を包んだ7人の姿が。耳をつんざく爆発音とバンドメンバーらの演奏へ飛び乗り、新世紀えぴっくすたぁネ申のライブは会場中の人たちのハートを熱く奪うように『怪盗☆スター』からスタート。クールにせまる舞台上の7人。後ろまで大勢の人たちが詰めかけたフロアーは、最初から黄色い絶叫に支配されていた。間奏では、お馴染みメンバーカラーのサイリウムを手にしたヲタ芸を披露。そこには早くも、何時も通りの「思い切り弾けよう」という笑顔の空気が生まれていた。
軽快に歌い踊るメンバーらと一緒にステップを踏みながら、観客たちが7人のハートとシンクロしてゆく。「一生何時でもお祭りさ」と、自分たちの人生訓を伝えてきた『Baby smile』。スリリングでハードな『GAME』に乗せ、手に付けたレーザーグローブからグリーンの光を放ち続ける彼ら。激しく躍動した演奏と凛々しいメンバーのステージングに刺激を受け、会場中の人たちの騒ぎたいレベルメーターがぐんぐん上昇し続ける。ライブはまだ始まったばかり。熱したこの空気、何処までヒートアップしてゆくのか楽しみだ。
続いて披露したのが、新世紀えぴっくすたぁネ申流ハロウィンナンバーの『ゴーストパーティー』。怪しくスリリングな演奏の上で、7人は妖しく観客たちを挑発。見どころはなんといっても一体化したモンスターダンス。ダークでミステリアスな曲調なのに胸がワクワク疼くのも、7人がさりげなく牙をチラつかせながら優しくダンディに宴へエスコートしてゆくからだ。アイドルナンバーのカバー曲を積極的に取り入れている新世紀えぴっくすたぁネ申、彼らが新たにメニューへ組み込んだのが、触れた人たちを胸アツな気持ちへ染め上げるBiSHのカバー曲『星が瞬く夜に』。激しいロックなアレンジに乗せ低音の効いた声で歌うとはいえ、とても胸キュンでチャーミングな楽曲として伝えてくれたのが嬉しい。「星が瞬く夜に」と笑顔で一緒に歌いたくなる気持ちも納得だ。
勇壮なティンパニのリズムに合わせて繰り広げた、色鮮やかなレーザーライトを用いた演出。着替えを終え、元メンバーのケイトと流星を加え、9人編成で登場した新世紀えぴっくすたぁネ申が届けたのが、『シン・えぴっくパレードマーチ』。「えぴえぴえぴえぴ」と脳内ループMAXな歌詞を魅力に、もっともっと気持ちをアゲて騒ごうぜと観客たちを挑発。間奏では、池田がバック転も披露。アヤァのソロパートなど、楽曲の随所にメンバー個々にアピールしてゆく姿も挿入。メンバーらと一緒に声を上げ無邪気にはしゃげる、この一体化した空気がたまらない。9人編成最後の曲として届けた『ボクノメーデー』では、心をキュッと疼かせるメロディに乗せ「走れメロディ」と9人が合唱。なんて情熱沸き上がる歌だろう。前へ突き進む強い意志を彼らが歌声に乗せ響かせるたび、胸に嬉しい高ぶりを覚えずにいれなかった。
ここで、アヤァが作詞を手がけた新曲の『じゃあね』を披露。「あきらめた景色取り戻そう」と歌う『じゃあね』は、秘めた情熱を吐き出すように歌うナンバー。彼らが胸に抱く強い想いを、歌を通して抱きしめられたのも嬉しかった。未来へ羽ばたく想いや明日をつかむ強い意志を、7人はキラキラと輝く『Rising star』に乗せ、澄み渡る歌声と共に届けてきた。真っ直ぐで無垢なその歌声を、誰もが心に広げた両手でしっかり受け止めていた。
ここからは、お馴染みのカバー曲を連発。自分たちの未来へ向かう強い意志とシンクロしながら熱唱した、ベイビーレイズJAPANのカバー曲『夜明けBrand New Days』。甘酸っぱい青春の香りを全身で感じながら弾け飛んだ、虹のコンキスタドールのカバー曲『トライアングル・ドリーマー』。アイドルナンバーを男性目線で歌うことで、詰め込んだ想いに濃密さが増してゆく。そこが、新世紀えぴっくすたぁネ申がカバー曲を歌う醍醐味だ。
この日へ向けたレッスン風景を映した映像を挟み、ライブは後半戦へ。新衣装に着替えたメンバーたちが歌ったのが、アヤァがメンズシーンに対して吐き出した毒をたっぷりと含んだdisナンバーの『Mrアイドル』。。彼らは男性アイドルの本音を荒ぶる言葉に変え、力強い歌声に乗せぶつけていた。
いきなり警告音が鳴り、「審判の時、来る」と映像で告知。その後に続いたのが「1000人達成」の文字。ライブ半ばでの突然の発表に、メンバーらも喜ぶ…以前に、上手くリアクションを取れずに嬉しい戸惑いを覚えていた。ただ一人、大我だけは号泣していたが…。その発表を受けて、アヤァが語りだした。
「1000人という数字を最初に言ったときは、正直うちらも切羽詰まっていた。でも、俺らなら越えられる数字だと信じていたし、それを越えることでメンズアイドルとしての限界の壁を越えたかったからこそ、あえて「1000人動員をしないと解散」という壁を作ったんですけど。それを発表してからは、いろんな人たちに馬鹿にされてきた。中には、「お前ら、解散したいからそんなことを言ってるんだろう」という人までいた。メンバー内でも、本当に達成できるのか不安なあまり何回も話しあった。だけど、ここまで馬鹿にされて1000人集めなかったら本当にダサいじゃない。うちらもギリギリまで不安だったけど、本当に頑張った。その結果、うちら解散はしませーん!!。これは、みんなの力がなかったら達成できなかったこと。本当にみなさんには感謝しています」
「1000人の雄叫びくらいやがれ!!」ライブは荒ぶる演奏に乗せ『Re:Re:ReSTART』から再スタート。魂を熱く揺さぶる歌声と共に、雄々しく躍動的なステージングを新世紀えぴっくすたぁネ申は描きだす。さぁ、もっともっと気持ちを熱く滾らせようか!!。一体化した、ダイナミックなパフォーマンスも披露。身体弾ませるダンスビートへ飛び乗り一緒に熱狂の銀河へ飛び込んだEDMチューンの『シーソーゲーム』。続く『STARLIGHT』では、手にしたタオルを振りまわし、メンバーらが「派手にぶち噛ましていけよ」と熱唱。彼らの歌は、何時だって僕らの心に輝くためのエナジーを注ぎ込む。心に大きな夢を抱えている人ほど、この歌が輝くためのパワーになる。
「噛ませー!」「踊れー!!」と煽るメンバーたち。この空間を巨大な祭り会場へ変えるように、新世紀えぴっくすたぁネ申は『KAMASaaaaaaay!!!!!!!』をブースト。激しい祭りビートを背に、7人は観客たちを煽り続ける。胸をドキュンと疼かせるカラフルなポップチューン『愛踊ロマンス』の登場だ。甘さをたっぷりまぶした彼らのラブリーな歌に口説かれ、気持ちが火照りだす。途中でHIЯOとたくぴーが、大きなボートに乗ってフロアーを大航海。まさかの演出に、観客たちも嬉しい嬌声を上げていた。
熱狂のアクセルを思い切りベタ踏みするように、新世紀えぴっくすたぁネ申が突きつけたのが『CRAZY CRAZY』。荒ぶる演奏を背に、今にもフロアーへ落ちんばかりの勢いで観客たちを煽る7人。アヤァと池田が客席へCO2を振りまいてと大騒ぎ。気持ちの赴くまま狂ったように騒げばいい、それが今を楽しむ最高の正解だ。「星が降るこんな夜は君に逢いたくなる」。アヤァの歌から始まった『キミホリック』でも、誰もがメンバーと一緒に拳を振りまわし、心を交わしあう歌を熱狂という声に変え、熱く抱きしめあっていた。
最後に新世紀えぴっくすたぁネ申は、フロアー中の観客たちを祭り人へ塗り替える『お祭り戦隊ヒーロー』をプレゼント。7色の銀テープが舞う中、彼らと一緒に騒いでいるこの瞬間は一人一人か今宵の祭りを司る最強のヒーロー。漲るパワーを撒き散らしながら、宴の音が消えるまで全力で踊り騒ごうじゃない。それこそが彼らが、そして僕らが、ここに求めた答えだもの。
アンコールは、ふたたび本編の続きを描くように『お祭り戦隊ヒーロー』から。先ほどまでの熱気をさらに増幅させるように、舞台上やフロアーも大騒ぎ。「声が枯れるまで踊り倒せ」、まさにそんな祭りの風景が会場を支配していた。
「たくさんのありがとうを、この曲で伝えさせてください」の言葉に続き、7人は『モンスター』を通し感謝の想いを歌に乗せ届けてきた。「届け、この想い 君に届け ここで終わるわけにはいかないから」と歌うその声には、確かに優しさが滲んでいた。
「2019年はやりたいことを言葉にしていく年。言霊はすごく大事。ここでみんなと覚悟の約束をしたいんだよ。俺たちがこの後もどんどん成長して良いアーティストになることを、ここに約束します」。アヤァの言葉を約束として交わすように、最後の最後に新世紀えぴっくすたぁネ申は『promise』を届けてきた。この日、1200人を越すみんなで作りあげたのは、新たな始まりのための景色。この風景をもっともっと広げながら、何時かさらに大きな会場で、心無邪気に想いを交わしあう風景をみんなで描きたい。そんな誓いを、熱狂の中みんなと交わしながら、7人はライブを締めくくっていった。
最後に新たな告知を。この日の公演は、いずれLIVE DVDとしてリリースになれば、発売記念のツアーも行うことを発表。秋には、アジアツアーも決定。平成最後の4月30日には、「えぴっくFES」をZepp Diver Cityで開催することも伝えてくれた。今後の新世紀えぴっくすたぁネ申の活動も、逃すことなくしっかり追いかけ続けていただきたい。
TEXT:長澤智典
新世紀えぴっくすたぁネ申 youtube
https://www.youtube.com/channel/UCh4EfW8gmwgOEjukrokIC9Q
新世紀えぴっくすたぁネ申 twitter
https://twitter.com/Epic_hstk_h
新世紀えぴっくすたぁネ申 Web
―セットリスト―
『怪盗☆スター』
『Babysmile』
『GAME』
『ゴーストパーティー』
『星が瞬く夜に』(カバー)
『シン・えぴっくパレードマーチ』
『ボクノメーデー』
『じゃあね』
『Rising star』
『夜明けBrand New Days』(カバー)
『トライアングル・ドリーマー』(カバー)
『Mrアイドル』
『Re:Re:ReSTART』
『シーソーゲーム』
『STARLIGHT』
『KAMASaaaaaaay!!!!!!』
『愛踊ロマンス』
『CRAZY CRAZY』
『キミホリック』
『お祭り戦隊ヒーロー』
-ENCORE-
『お祭り戦隊ヒーロー』
『モンスター』
『promise』
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