燃えこれ学園　NEWS

2023.12.02

燃えこれ学園　NEWS

　燃えこれ学園が毎月、有観客で行なっている「ライブ配信」。11月28日(火)に初台DOORSで行ったのが「仲川つむぎ生誕祭」。オープニングの動画を、この日の主役の仲川つむぎが作成。エマージェンシーコールに乗せ、映し出された「挑戦者が現れました」の文字。その後、チアリーダーになった三浦千鶴、氷の妖精と化した佐々木千咲子、筋トレを行う蒼音舞、パパラッチたちからたくさんのフラッシュを浴びる稲森のあ、ヌンチャクを操る仲川つむぎ、妖精の森の戦士こと成田麻穂、部屋で読書中…と思ったら、突如銃を向ける山田みつき、サバイバルゲームへ夢中の高未悠加、アイドルとしてライブ中の青山明日香、魔法陣から現れたラスボスの熊野はるが、それぞれ「参戦！」を表明する映像【つむつむ動画】が流れだした。そして…　

　ライブの冒頭を飾ったのが、『ミラクる☆妄想がーる』。オープニング映像は、仲川つむぎの頭の中に描きだされた妄想??そんな風にも受け止めたくなる、いろんな想像を巡らせる始まりだ。仲川つむぎが笑顔で「走り出したら」と歌った言葉も、胸をときめかせた。おなじみ虎虎MIXでは、メンバーみんなが虎の手を真似ていたのも印象的。この日の公演は、主役の仲川つむぎがプロデュース。いろんな細かい遊び心も彼女が仕掛けたもの。最初から、いろいろ気になる内容が満載だ。

力強く伸びのある歌声を響かせて歌いあげた、『Lost in Time』。続く『すき！すき！好き！！』は、仲川つむぎの歌声からスタート。メンバーみんなが輝く太陽に向かって、舞台の上から思いきり花咲くような眩しい姿を見せていた。間奏では、成田麻穂が「つむつむ、お誕生日おめでとう、つむちゃんのことが大好きだー」と叫べば、他のメンバーたちも、「俺もー！」と声を上げる場面も見せていた。「キミがすき！初めてあったその時から」の歌詞が、この日は、メンバーらが初めて仲川つむぎと出会ったときの気持ちを思い返し、「君が大好き! 」と告白しているようにも見えていた。

次のブロックは、冬という季節が近づきだしたこれからの季節が似合う『オルゴール』からスタート。愛しい人へ馳せる想いを綴った楽曲だが、メンバーみんなの歌声からは、この日のライブを華やかに彩ろうとする気合が伝わってきた。続く、『星の記憶が降る夜に。』『恋時雨』と、愛しい人への想いを綴った楽曲を並べてきたところにも、ロマンチストな仲川つむぎらしいストーリー展開を実感。『恋時雨』で、メンバーたちが力強い声を高らかに響かせてパワフルなパフォーマンスを見せていた姿も、迫力があって印象的だった。

燃えこれ学園は現在、課外授業(対バンライブ)の際、先輩'sと後輩'sの2チームに分かれての出演も多くなっている。まずは先輩's(熊野はる・佐々木千咲子・成田麻穂・蒼音舞・仲川つむぎ)が、『恋時雨』で作りあげた勢いを活かしながら、そこへ華やかな色を差すように『Melodious Revolution』を凛々しく歌いあげた。制服姿に着替えた後輩's(三浦千鶴・稲森のあ・高未悠加・山田みつき・青山明日香)は、フレッシュさと愛らしい各自のキャラクターを活かすように、甘い歌声とかわいらしい仕種をたっぷりに「ねぇぎゅっとしてよ　もっとぎゅっとして」と『sweet darlin』を歌い踊りながら、見ている人たちのハートをときめかせた。「やっぱりあなたがいい」と歌う部分を、青山明日香が担当。そこを配信用のカメラがしっかり映し出していたところも、配信でライブを楽しんでいる人たちにとって、嬉しい胸キュンのポイントになっていた。

　次のブロックは、頭にティアラを付けた白いドレス姿に着替えた仲川つむぎの「生誕祭コーナー」。まずは、みずから綴った手紙を読み出した。

　「今年もつむつむ生誕祭、11月28日(いいつや)の日に来てくださり、本当にありがとうございます。わたしは元々持病があり、小さな頃から病院に通ってばかり。同い年の子がしている遊びや、興味を持つことに触れずに生きてきました。そんなわたしが燃えこれ学園に入って、お誕生日を迎えるのも、もう9回目。こんな長く燃えこれ学園にいられるなんて、すごく不思議な感じです。

今年は、燃えこれ学園にいろんな変化がありました。なぁな(當銘菜々)の卒業。全曲歌割りやフォーメーションも変わりました。そして、Classも変わって、わたし、つむつむは放送局長として生徒会入り。一期生ではないけれど先輩として意見を求められたり、目には見えない、燃えこれ学園を支えている大切なお仕事を任せていただけることも多くなりました。その変化に、心も身体もついていくのにいっぱいいっぱいで、身体が持たなくなってダウンしてしまったり、一人涙があふれて止まらなかったりすることもありました。「もう無理かな」って思ったことも正直あります。でも、今年叶った夢もあります。病院や施設に、燃えこれ学園・仲川つむぎとして出向き、「普段、音楽やライブに触れられない方にライブを届けたい」というわたしの夢、障害者就労支援の雑誌の取材で、今年、施設に行くことが出来ました「アイドルがキターッ!!」と目を輝かせて、わたしを観に来てくれた方もいました。わたしが来ることを、こんなにも楽しみにしてくれる方がいる、あの嬉しそうなお顔を見れたことが本当に嬉しかったです。そんな笑顔をもっと見たい、こんな活動をもっと続けていきたいと思いました。

そして、わたし先日、生まれて初めてネイルサロンに行ってきましたー。こんなわたしなんですけど、燃えこれ学園に入っていなければ、「ネイルサロンに行こう」とか「かわいくいよう」「元気でいよう」「誰かに喜んでもらおう」って思うこともなかったと思います。燃えこれ学園で叶える大きな夢、2014年3月13日、Zepp DiverCity(TOKYO)さんでの単独公演。そして、武道館単独公演はもちろん大事です。でも、みんなには当たり前かも知れないけど。小さな夢や興味を一つずつ叶えていく、そんな自分をもっと大切にしていきたいなって思います」

手紙を読み終えたあとに歌ったのが、仲川つむぎと燃えこれ学園との出会いを歌にしたソロ曲の『白いキャンバス』。背景にMV映像も投影。仲川つむぎは軽やかにステップを踏みながら、自身の心を昭和の歌謡アイドルに染めながら、透き通った美しい歌声を響かせていた。フロアのあちこちで白いペンライトの光が揺れていたのも印象的だった。

　後半は、落ち込んでばかりいた仲川つむぎに自信を与え続けてきた『again』から。仲川つむぎの歌声からのスタート。その歌声を、稲森のあ、蒼音舞と想いを歌い繋ぎ、そこへメンバーらの歌声が重なり合う。想いがどんどん膨らんでゆく様に、胸が熱く騒いでいた。続く『Re-START』では、ここからまた新しい1年を重ねてゆく想いを、心を前向きに染め上げて、仲川つむぎとメンバーたちが歌っていた。この曲では、広報委員たちが、仲川つむぎに向けて「紡いだ絆で結ばれた仲間と築いた場所に立ち心にかかげたRe-START 信じて進む真の道美しく奏でる歌声とあなたの想いを風に乗せ世界に届ける愛の星☆ ハッピーバースデーつむぎ! お・め・で・と・う」と書いた口上表を本人に見せながらコール。感極まった仲川つむぎが、歌い終わり、涙をおさえきれずにいた姿も心を潤ませた。

「つむちゃ～ん！お誕生日」「おめでとう」の声を合図に始まった、この日の主役を祝う『お誕生日おめでとう』では、仲川つむぎが、メンバーら一人一人に抱きつきながら歌う場面も登場。「君がいるから笑顔になるよ」の歌詞通り、仲川つむぎの笑顔が、この空間をひときわ輝かせていた。仲川つむぎの笑顔を、彼女を無邪気な笑顔で祝うメンバーたちの姿を見ていると、ほんと幸せな気持ちに包まれてゆく。燃えこれ学園は、最後に『夢幻華』を力強く、でも華やかさも抱きながら熱唱。フロア中から熱が舞い上がる景色を作りあげていった。

歌い終わり、『お誕生日おめでとう』の歌唱中にハグできなかったという理由から、仲川つむぎが、高未悠加・山田みつき・青山明日香と熱いハグを交わしていたことも伝えておきたい。最後に、生歌で『校歌』を斉唱。この日の盛り上がりと感動を、12月5日(火)に初台DOORSで行う「成田麻穂生誕祭」公演へと紡いでいった。