燃えこれ学園　NEWS

2024.07.23

燃えこれ学園　NEWS

　燃えこれ学園が毎月、有観客とライブ配信で行っている「定期公演」。７月２日(火)、初台DOORSで「稲森のあ生誕祭」が行われた。美しい音楽に乗せ、スクリーンに映し出されたのが「年に一度の舞踏会へようこそ」の文字。今宵は天使たちの舞踏会が行われる模様。「天使達と共に忘れられない夜をすごしましょう」の文章も嬉しい。その後に映しだされた「シンデレラ・クレイム」の文字。今宵のライブの冒頭を飾ったのが、『シンデレラ・クレイム』。黒いタキシード姿と白いドレス姿の紳士淑女たちが、可憐なダンスを舞い踊りながら妖艶な歌声でせまりだす。まさに、舞踏会という言葉の相応しい光景が目の前に広がっていた。今宵の主役の稲森のあがプロデュースした生誕公演は、甘い浪漫の香り漂う一夜になりそうだ。

　映し出された映像では、今宵の宴を催す仕掛け人であり、主役の稲森のあによる"見どころ解説"が行われていた。「天使のすまいる」をキャッチコピーにしている彼女らしく、今回の「稲森のあ生誕祭」のテーマは、「りぼんいっぱい!天使いっぱい!」。さらに、稲森のあによるメンバーコール紹介もしていた。

　「もっともっと一緒に楽しんでいこうね」の声を合図に、天使の羽根をつけたメンバーカラーの衣装姿に着替えたメンバーたちが、ミュージカルを演じるように『ココハピ』を歌いだした。舞台の上で喜々とした表情で歌い踊る彼女たちの姿が、とても華やかだ。一人一人の動きをしっかり追いかけたいけど、みんなの動きが印象的すぎて眼が追いつかない。それくらい見どころの多いパフォーマンスということだ。

　メンバーみんなで声をあわせて「キャラメリゼ」と歌う声が、とてもチャーミング。新曲の『トワイライトキャラメリゼ』、甘いときめきを与えてゆく愛らしい楽曲だ。この曲でも彼女たちは、舞台劇を演じるような姿も見せていた。『トワイライトキャラメリゼ』、これからの燃えこれ学園のライブに華やかな彩りを与える楽曲になりそうだ。

仲川つむぎの凛々しい歌声から幕開けた『again』では、強い意志を抱いた歌声を稲森のあ、熊野はると繋いでゆく。メンバーらの情熱的な姿に気持ちを強く揺さぶられる。落ちサビを熱唱した稲森のあの姿も印象的だった。稲森のあの歌いだしで始まった『オルゴール』では、メンバーたちが言葉のひと言ひと言へ熱を込め、胸の内に抱いた想いを届けるように歌っていた。

　この日は、メンバー全員が髪の毛にいろんな色のリボンを、背中に天使の羽根を付けて登場。まさに、「りぼんいっぱい!天使いっぱい!」の稲森のあ生誕祭らしい姿だ。

　次のブロックは、激しいダンスパフォーマンスも印象的な『戦々恐々エルドラド』からスタート。高ぶる感情のままに歌い上げるメンバーたちの声を受け止めるたびに、気持ちが熱くなる。メンバーらの振り上げる腕の動きに合わせ、場内中の広報委員たちも拳を突き上げ、同じ気持ちと熱気を共有していた。胸の内に秘めた思いを、伸びのある声に乗せて歌いあげた『Lost in Time』。同じく『procyon』でもメンバーたちは、たとえ心が挫けそうになろうと夢を追いかける気持ちは絶対に失くさない。そう胸に誓いながら「夢の続き照らしてるよ」と歌っていた。青山明日香の「みんなに恋の魔法をかけちゃうよ」の言葉を合図に歌った『恋の魔法』では、メンバーたちが愛らしさを振りまきながら、広報委員(ファン)たちにたくさんのときめきの魔法をかけていった。

　MＣでは、メンバーらが「稲森のあの第一印象」について語りだす。山田みつきは「すっごい元気」が第一印象で、そこの印象は今も変わらないと。青山明日香は「めっちゃ天使のスマイル、笑顔がかわいいと思ったけど。後に、練習のときの歌声がめちゃくちゃ大きい」のに驚いたことを語っていた。三浦千鶴は、「この子はなりーさんが大好きな子」という印象。稲森のあは、今でもスマホケースに成田麻穂のチェキを入れているそうだ。

ここからは、稲森のあの生誕コーナーへ。オレンジ色のドレスに着替えた稲森のあは、用意した手紙を読み始めた。

「6月末で悠加氏が卒業しました。いつも小学生みたいな喧嘩で沢山バチバチして。でも、一番気兼ねなく話せたし、駄洒落を聞いてくれて、駄洒落で返してくれて、どっちかがふざけると一緒にふざけて、一緒に怒られて、そんな、個人的には相棒とも言えた存在、悠加氏の卒業はすごく寂しいけど、悠加氏が一緒に過ごしてくれた日々もしっかりと心に刻んで、これからさらに頑張っていきたいと思っています。

わたしは、3月13日のZepp単独公演まで、自分の中での目標「100枚のチケットを買ってもらう」という結果を出せなかったら卒業しようと決めてました。そうなるのが絶対に嫌だから、この1年、主に路上ライブやフライヤー配りに力を入れてきました。無視されることが圧倒的に多くて、何度も心が折れそうになったけど、ここでがんばらないともうこのグループではやっていけない、居場所がない、自分なんて必要とされなくなってしまうと思い、それだけは嫌だと思って頑張ってました。その頑張りを見てくれて、応援してくれる人もいてくれたことが、今でも大きな原動力になっています。そんな中で、大切なファンの方も少しずつ出来てきて、まだまだこれからも頑張らないと、と思っています。

　この1年で大きく変わったこととして、新曲を歌うときに仮歌を歌わせていただくことが多くなりました。わたしにとって、とても嬉しい出来事でした。自分の中での目標が達成出来たし、歌のことも必要としてもらえることが増えて、少し自分に自信がついたと思っています。本当に迷惑をかけてばかりなわたしのことを大切に育ててくれているこの環境に感謝するばかりです。沢山ありがとうございます。

次の目標は、単独公演だけじゃなくて、毎月の定期公演や課外授業に足を運んでくれる、そんな"のありぃ尊い勢"をもっともっと増やしていきたいなと思っています。そしてゆくゆくは、生誕祭以外の月も、たくさん「つうしんぼ選抜」に入りたいです。断られたら怖いなとか、そんな言い訳を無しにして、これからの定期公演や課外授業、たくさん頑張りたいので、みなさまよろしくお願いします。みなさんがいてくれるから、いつも笑顔でライブが出来ています。本当にありがとうございます。いつもの定期公演も課外授業も全力でパフォーマンスしているので、もっともっと見てほしいです。

次に歌うソロ曲の『myself』は、自分への応援歌であり、歌うとみなさんの顔が浮かんでくる大切な歌です。応援してくれるみんなと作った宝物です。そして大切な思い出を一緒に作っていきたいです」

朗読後に歌ったのが、稲森のあのソロ曲の『myself』。背景にMVを投影、『myself』は、稲森のあらしい元気漲る楽曲。自分自身に言い聞かせるように、この歌を輝く力に変えながら力一杯に歌う、その姿がキラキラ輝いて見えれば、その姿に気持ちを揺さぶられた沢山の広報委員たちが、手にしたサイリウムを大きく揺らしながら、彼女に熱い思いを返していた。まさにこの会場には、たくさんの笑顔の花が咲いていた。

続く『Rise』は、後輩's(三浦千鶴・稲森のあ・山田みつき・青山明日香)としてパフォーマンス。真っ直ぐな思いを持ったメンバーが揃った後輩'sに似合う、気持ちを前へと向けるドキドキとワクワクにあふれた楽曲だ。4人とも、満面の笑顔で元気に歌っていた。この曲では、メンバー一人一人の歌声の魅力を味わえたのも嬉しい。『Rise』、笑顔の力を信じている彼女たちにとても似合う楽曲だ。

　稲森のあの誕生日を祝おうと、みんなが笑顔で歌った『お誕生日おめでとう』。この曲では、稲森のあ自身が積極的にメンバーと絡みあう。そこからも、稲森のあのメンバー愛が伝わってきた。続く『Re-START』は、今も稲森のあ自身はもちろん、メンバーみんなの気持ちの背中を押し続けている楽曲。広報委員たちも『Re-START』に込めた思いを前向く力に変えながら、メンバーらに向かって熱い声を張り上げていた。

　ライブの最後を飾ったのが、稲森のあからメンバーや広報委員たちへの感謝と「好き」の気持ちを歌に乗せて届けた『すき！すき！好き！！』。この日の公演は、稲森のあらしい、笑顔と元気と前向きな気持ちに満ちあふれたライブだった。燃えこれ学園の生誕祭公演からは、主役の思いや燃えこれ学園愛が見えてくる。だから見逃せない。

　終わりに、広報委員たちも交えてみんなで『校歌』を斉唱。この日は、終始、稲森のあの笑顔を楽しめたライブだった。次は、7月23日(火)に初台DOORSでの「3・4・5月度つうしんぼユニットSP &新曲発表予定公演」だ。