2022.05.22
ぶいにゃす/やみにゃす NEWS
ビジュアル界で多くのアーティストやバンギャ/ギャ男たちに愛されている”ビジュアル界のマスコットキャラクター”の「ぶいにゃす」と「やみにゃす」。2022年5月22日、「ぶいにゃす」が生まれでちょうど3年の歳月が経過した。これはビジュアル業界/ゆるキャラシーンでもめでたいニュースということから、このたび、「ぶいにゃす」と「やみにゃす」にインタビューを行った。
――「ぶいにゃす」、3歳の誕生日おめでとうございます。あっと言う間に3年経ちましたね。
ぶいにゃす:ありがとうございますにゃ〜。のんびり活動してたらもう3年でにゃすもびっくりしてるにゃん。
――最初は、部屋の中で一人"ビジュアル系ヲタク活動"をしていた「ぶいにゃす」が、外へ積極的に出始め、数多くのビジュアル系バンドマンと交流を深めてきました。そもそも、「ぶいにゃす」の音楽的ルーツ。なぜビジュアル系音楽にはまったのか、じつは誰も聞いたことがないので知りません。この機会に、相方の「やみにゃす」も含め、教えてください。
ぶいにゃす:最初のきっかけはYoshikiさんを好きになった所からX JAPANが好きになって、そこからLUNA SEAという感じでハマっていって、最近のビジュアル系も聴くので90年代から2022年現在までの色々な楽曲を聴いてる感じにゃん。定期的にツイッター上でお勧めのビジュアル系バンドをフォロワーのみなしゃんから教えてもらってるので、その辺りも必ず聴くようにしてるにゃん。
やみにゃす:やみもやっぱり一番好きなバンドときかれるとX JAPANかにゃん。過去の音源以外にもいろいろとメンバーさんの人形とかグッズも集めてるのでそれをツイッター上で写真アップしたりしてフォロワーさんから反応もらえたりして共感を得られるのが楽しいにゃん。あとは昔のFOOLS MATEとかSHOXXの過去のインタビューを読んだりするのが好きにゃん。
――中でも、とくに強烈なインパクトを与えたバンドや楽曲。今でも愛聴している「これぞビジュアル系バンドの名盤」があったら教えてください。
ぶいにゃす:やっぱり「BLUE BLOOD」になるかにゃん。色々楽曲もコピーしてみたりして、いまだに定期的に聴いてるにゃん。それと初期衝動が詰まってる感じのメジャーに行く前にリリースしたインディーズ時代のアルバムがすごく好きだったりするにゃん。X「Vanishing Vision」、LUNA SEA「LUNA SEA」、黒夢「亡骸を…」、MALICE MIZER「memoire」、Laputa「眩~めまい~暈」、Eins:Vier「Risk」、FANATIC◇CRISIS「MASK」、ROUAGE「ROUAGE」あたりがすごく好きにゃん。
やみにゃす:やみは90年代のビジュアル系がとくに好きで昔の音源とか雑誌を集めたりするのが趣味で名古屋系とか好きにゃん。最近はROUAGEとLaputaに再度ハマってずっと聴いてたりするにゃん。
――今もやっていますが、SNS上に登場し始めた頃は積極的に「演奏してみた」をやっていましたよね。しかも、いろんなパートで。「ぶいにゃす」の得意な楽曲はどれなんですか?そもそもバンド経験はあったのでしょうか?
ぶいにゃす:最初はギターを練習してたら、すごく楽しくてベースもやってみたり、ドラムもやってみたりしてと、いろいろチャレンジしてみてるにゃん。一番得意なのはギターかにゃ〜。バンド経験はないのでやってみたいにゃ〜とは思ってるにゃん。
――バンド。もしくは、相方の「やみにゃす」とユニットを組んで活動する予定などはないのでしょうか。
ぶいにゃす:2020年5月にライブを予定していてチケットも発売してたんにゃけど、コロナ禍になって中止にしてて、結局ライブはやっていないにゃん。2021年5月にも撮影スタジオを借りて撮影会を予定してたけど、そっちも結局緊急事態宣言で中止になってるにゃん。
やみにゃす:中止は仕方なかったと思うにゃ〜。無理に決行しても楽しいライブにはならなかったと思うにゃん。また落ち着いてきたらライブもやってみたいなと思って二人で話してるにゃん。
――相方の「やみにゃす」が出てくるまでは、ずっと一人で「演奏してみた」や、外でブランコに乗ったりしていましたよね。あの頃、どんな気持ちでSNS上に自分の姿をアップしていたのかを聞かせてください。
ぶいにゃす:一人で活動してると動ける内容に限界があるにゃ〜と思ってたので、同じようなゆるキャラ活動してるカリィちゃんとコラボしたり、V系ヘアサロンのTritt fur TrittのYouTubeとかイベントに呼んでもらったりしてたにゃん。カリィちゃんとコラボしたツイッター上の動画が反応良かったりしたので相方がいると強いにゃ〜と思ってたにゃん。
――当時から、ヴィジュアル系バンドたちの名盤を紹介すれば、何時しかジャケットの中へ映り込むような魔法も使いだしました。なぜ、そういうことを始めたのかにも興味があります。また、「こんなことをやってみたい」という構想もあれば聞かせてください。
ぶいにゃす:最初は好きなバンドの音源を「今日はこれ聴くにゃ〜」ってツイートしてたんにゃけど、普通だと面白くないなと思ってたにゃん。それで音源のジャケットとかにPhotoshopで自分の写真を合成してみたら面白いかにゃ〜と思ってやってみたら面白がってもらえたので、それからは、音源のジャケットを見て合成できそうな時には入ってみたりをやってるにゃん。
――最初は部屋の中や近所の公園など活動範囲の狭かったぶいにゃすですが、何時しか積極的にライブハウスにも足を運んでいました。一番最初に会いに行ったバンドマンって誰でした?そのきっかけも気になります。
ぶいにゃす:最初に会いにいったバンドマンはメイしゃん(DOG inThePWO)ですにゃん。活動初めてしばらくしてツイートした内容にいいねをもらったりしてたので、リプしたら返してくれたりしてたので、新宿ライカのDOG inThePWOインストアの日に「遊びに行っていいですかにゃ〜?」って聞いたら「いいよ〜」ってすぐに返信がきたので遊びに行ってみましたにゃん。めちゃめちゃ緊張したけど一緒に写真撮らせてもらってすごく嬉しかったのを覚えてますにゃん。それからメイしゃんと呼ばせてもらってるにゃん。
――なぜ、バンドのライブへ行くようになったのか。同じく、CDショップにも顔を見せるようになったのか。そのきっかけや、当時のぶいにゃすの気持ちも教えてください。
ぶいにゃす:ライブへ最初に遊びに行かせてもらったのはHEROのリキッドルームにゃん。ボーカルの尽さんが「来いよ!」ってコメントくれたので遊びに行ってみたにゃん。ライブに遊びに行くとそのバンドのファンの人達が喜んでくれるのもあって、活動の広がりも出来るのかにゃと思って、お誘いされたら積極的に行くようにしてるにゃん。その時にお会いした未散さんがその後も色々とお誘いしてくれるので、遊びにいける会場も一気に増えた感じがするにゃん。
――コロナ禍前は、いろんなバンドのライブに足を運べば、ライブにも登場していました。印象深いバンドやバンドマンも多いと思います。さすがに全員の紹介は難しいでしょうから、ぶいにゃすの中でとくに思い出深いバンドやバンドマンとの交遊のエピソードがあったら教えてください。
ぶいにゃす:遊びに行かせてもらったライブの思い出も沢山あるけど、やっぱり出演させてもらった日のライブは特に印象に残ってるにゃん。DのShibuya Veatsで初めてメンバーさんと一緒にステージに立たせてもらってめちゃめちゃ緊張したけど、楽しかったのが記憶にあるにゃん。その後はDOG inThePWOの2月22日の猫の日のCAT inThePWOというイベントにゲストで呼んでもらって、その日はウクレレを持っていって一緒に2曲演奏させてもらいましたにゃん。
――相方の「やみにゃす」が、2020年2月から登場。出会ったきっかけから、まずは教えてください。加えて、「やみにゃす」の印象もお願いします。
ぶいにゃす:最初の印象は全体的に黒いにゃ〜と思ったにゃん。あと、動きが機敏な印象があるにゃ〜。ツイッター上でやみにゃすの名前を募集してみたのがやみの最初の活動になるにゃん。かなり沢山の応募をいただいた中、いくつかあったやみにゃすという名前に決定したにゃん。
――「やみにゃす」から見た「ぶいにゃす」の印象も聞かせてください。
やみにゃす:にゃすの印象はのんびりしてるにゃ〜という感じかにゃん。あと、楽器を色々出来てすごいにゃん。
――相方に「やみにゃす」が加わったことで、「ぶいにゃす」自身の心境、行動や表現活動は、どんな風に変わりました?
ぶいにゃす:二人で椅子取りゲームしたり、ゴルフしたりして遊んでるツイッター上の動画はやっぱり反応がすごく良いので、相方が出来て良かったと思ってるにゃん。ゲームして勝ち負けがあったりするのも楽しいと思うにゃん。やみはゲームした時にも勝つために手段を選ばない所があるので、キャラも違ってて面白いにゃん。
――それぞれ、相方の存在をどのように捉えているのでしょうか?
ぶいにゃす:予想外の行動をしてくるので、二人でゲームしてると楽しいにゃ〜。動きが機敏で毎回一緒に何かゲームしたら勝てないにゃ。
やみにゃす:雰囲気はのんびりした空気感だけど、毎日ツイートしたりコツコツやる印象かにゃ〜。
――コロナ禍以降、バンドマンとの交流が難しくなってしまいました。最近でこそ、ふたたびバンドやバンドマンとの交遊を深めていますが、2020年や2021年頃はどんな気持ちで日々を過ごしていたのでしょうか。
ぶいにゃす:2020年と2021年は、自分たちで企画したイベントも緊急事態宣言で中止になって上手く活動ができないにゃと思ってたにゃん。ただ、他のバンドさんも同じだと思うので、少しでも出来る事をと考えて、緊急事態宣言明けくらいから少しずつライブにお邪魔するようにはなってきて、頑張って活動しようと思ってるバンドさんを何か応援出来る事は無いかと考えるようになったにゃん。
やみにゃす:コロナ禍はどこかに撮影にいったり外出がしにくくなったので、動画とかの撮影をお家で色々やったりしてたにゃん。お笑いの物真似とかツイートを見た人が元気になってくれたら良いにゃと思って企画を二人で考えたりしてたにゃん。
――「ぶいにゃす」は、日々いろんなヴィジュアル系シーンの情報も発信しています。これから、「ぶいにゃす」編集長、「やみにゃす」副編集長となってヴィジュアルシーンのためにやっていく想いはないのでしょうか?
ぶいにゃす:最近は自分たちのお勧めのバンドとかを紹介するのに、ゆっくり動画を作ってアップしたりしてるので、これは続けて行きたいと思ってるにゃん。ポータルサイトを作って何かするのも楽しそうにゃ〜。ただ、二人でポータルサイトを運営するとなると手が回らないかもとか思ってしまうので、その辺はうまく考えないとにゃ。とにかく頑張ってるビジュアル系のバンドを応援したいにゃ〜。
やみにゃす:二人の活動のメインがツイッターなので、ウェブ上でできるビジュアル系のバンドの応援活動の一環で何か他にも出来る事を考えていきたいにゃん。やっぱりポータルサイトかにゃ。ただ、ポータルサイトを1から作るよりは、コラム的なものをどこかに掲載させてもらったりするほうが良いのかにゃんとも思ってるにゃん。
――ビジュアル系シーンのバンドや音源、シーン自体のニュース、何でも良いです。2人が最近気になっていることを教えてください。
ぶいにゃす:-真天地開闢集団-ジグザグが武道館の発表したのが嬉しかったにゃ〜。こうやってビジュアル系のバンドが武道館でライブが出来るっていうのがすごく嬉しいにゃん。沢山の人にビジュアル系の魅力が伝わると思うにゃ〜。あと以前よりも掛け持ちしながら色々なスタイルを探っていくバンドマンが増えた印象があるにゃん。SHINさんと咲人さんのSEESAWとか京さんのPetit Brabanconとかドリームチーム的な組み合わせですごくワクワクしたりするにゃん。
やみにゃす:90年代のビジュアル系好きのやみとしてはFANATIC◇CRISISメンバーさんによるFANTASTIC◇CIRCUSの日比谷野外大音楽堂のライブチケットがソールドしたのが熱かったにゃん。あとはkeinの今後の動きにめちゃめちゃ期待してるにゃん。アルバムとかをリリースしないまま人気絶頂で解散してたので、音源をリリースしてもらえると嬉しいにゃ〜。
――「やみにゃす」は、「ぶいにゃす」の3周年について、どんな想いを持っています?
やみにゃす:最初ににゃすがいい感じにツイッター上で基盤を作ってくれてたので、その後からの二人での活動もしやすくなってると思うから、3周年を沢山お祝いしてもらってやみも嬉しいにゃん。
――「ぶいにゃす」、ぜひ3周年を迎えたことでの今の素直な気持ちを語ってください。
ぶいにゃす:今年も沢山の人にお祝いの言葉を貰えてとても嬉しいにゃん。応援してくれてるフォロワーのみなしゃん、バンドマンのみなしゃん、関係者のみなしゃんのお陰と思ってますにゃん。3周年に合わせてバースデーTシャツをデザイン、オンラインショップで予約販売してたのも反響が良くて嬉しかったにゃ〜。いつもありがとにゃん。
――これから2人はどんなことをやっていくのか。こんなことを計画している。こんなことに挑戦してみたいなどあれば、ぜひ教えてください。
ぶいにゃす:個人的に最近はパソコン上で絵をちょっと描きたいなと思って勉強したりしてるにゃん。新しいソフトは最初は覚えるのが難しいけど、出来るようになってくると嬉しいにゃん。去年BugLugのなかのZEROホールの宣伝隊長をさせてもらってすごく楽しかったので、他のバンドさんにもお願いしてもらえるのであれば宣伝のお手伝いをしたいにゃん。
やみにゃす:コロナが落ち着いてきて大丈夫になったら、二人で出来る活動としてユニットで音源リリースしたりとか、ライブできたら嬉しいにゃ〜。二回連続でイベントが中止になってるので、次回やるときはしっかり決行出来ると良いにゃ〜。
――最後に、自由にメッセージをお願いします。
やみにゃす:最近やみはおやつ評論家という肩書でレビューをしてるので、お勧めのお菓子があれば教えて欲しいにゃん。にゃすとはまた少し違う活動もしていって幅を広げていければと思ってるにゃん。
ぶいにゃす:応援してくれてるファンのみなしゃんのお陰で3周年を無事に迎えれて本当に嬉しいにゃん。4年目は、これまでした事がないような楽しい事を考えていけたら良いなと思ってるにゃん。ビジュアル系シーンの楽しさが伝わるような活動をしていきたいと思ってるにゃん。
TEXT:長澤智典
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