ガールズフィスト!!!! GT 南松本高校パンクロック同好会 NEWS

2023.02.22

　太田家/囁揺的音楽集団AsMR/月照ラスの3バンドを筆頭に、音楽系Vtuberユニット Silent Emotionなど、いくつものバンド/ユニット/ソロアーティストが所属しているMashup Records。同レーベルが、2023年1月より、太田家/囁揺的音楽集団AsMR/月照ラスの3バンドを中心に据えたイベント「-異彩-」を定期開催する。

その第一弾が、1月31日(火)に渋谷DESEOで催す「Mashup LIVE -異彩- streaming by GALPO LIVE SHOW　Vol.1」。ゲストに、ガールズフィスト!!!! GT 南松本高校パンクロック同好会。オープニングアクトに、気まぐれ喫茶ツキシロ(月城七星)も参加。当日は、ニコニコチャンネル「GALPO LIVE SHOW」で生配信も行われた。

　ここでは、ガールズフィスト!!!! GT 南松本高校パンクロック同好会のライブの模様をお届けしたい。

ガールズフィスト!!!! GT 南松本高校パンクロック同好会

　ガールズフィスト!!!! GT 南松本高校パンクロック同好会(以下、南松本高校パンクロック同好会)の登場と同時に、フロア中から熱いクラップが鳴り響く。ライブは、胸弾むキャッチーでキュートな色に染めあげたポップ&パンキッシュな童謡カバー『雪やこんこ』に乗せてメンバー紹介をする形でスタート。音を楽しむと書くように、音楽は楽しんでこそ。彼女たちの楽曲に触れていると、一緒に歌いたくなる。その気持ちが抑えられない。

「ティク・ティク・タック！　ティク・ティク・タック！」の掛け合いも胸に熱い『Tic×Tic=Tac♪』の登場だ。メンバーみんな、はち切れんばかりの笑顔だ。それ以上にフロア中の人たちが、身体を大きく揺らし、無邪気で純真な少年少女のような眩しい表情で彼女たちを見つめていた。「楽しい」。理屈も屁理屈も、なんにもいらない。今はただ、南松本高校パンクロック同好会のメンバーらと一緒に身体弾む音楽に乗せ、ずっとくしゃくしゃの笑顔で飛び跳ねていたい。もう、4人に恋をしそうだよ。

さぁ、一緒に熱狂という抱擁を交わそうぜ。そう誘いかけるように、南松本高校パンクロック同好会は『恋をしようぜ』を演奏。これまで以上に速度と熱を上げ、彼女たちは舞台の上から「俺はただお前とヤリたいだけ」と歌い奏でていた。ヤバいよ、身体のウズウズやドキドキが止まらない。このまま一緒に熱情し続けてたい。4人と一緒に、10代の頃の無邪気で無敵な自分になってはしゃぎ続けていたいんだよ。

次に届けられたのが、ポップ&アッパーなパンクバージョンにアレンジした『残酷な天使のテーゼ』。歪んだギターの音とBPMの速い演奏に塗り変えたとたん、こんなにも胸をトキドキさせる熱を持つなんて。A・Bメロで見せる、感情爆発寸前の嬉しい緊張感。サビでどんどん沸き立つ気持ちを解き放つ様。世の中には、いろんな『残酷な天使のテーゼ』のカバー曲があるが、南松本高校パンクロック同好会らしいねと言いたくなるエモくパンキッシュなスタイルに昇華しているところが流石だ。

　お馴染み、各自がキャラクターになってのMC「キャラクター劇場」。ここのコミカルなやりとりも見どころの一つ。この日は、『残酷な天使のテーゼ』が主題歌であった『エヴァ』を題材とした楽しいやりとりを見せていた。

ライブも後半へ。この空間に眩しい輝きと熱情を宿した空気を巻き起こそうと、４人は『さよならMY LONELINUSS』を演奏。胸の内に抱いた気持ちを零すように、でも、歌や演奏はどんどんエモさを増す形で熱を膨らませる。A・Bメロで溜め込んだ熱情を、彼女たちと観客らがサビの歌で一気に解放。この曲では、メンバーたちがキャラクターに成りきって歌い演奏していた。間奏でのセリフも、気持ちをエモくさせる。サビ歌でフロア中の人たちが高く拳を突き上げ、4人に思いをぶつける。その様に、嬉しい一体感を覚えていた。

そして南松本高校パンクロック同好会は、歌心とエモさをミックスアップした『Full of Lies』を演奏。ガツーンと真っ直ぐに気持ちをぶつける姿も熱狂を呼び起こすが、『Full of Lies』のような、身体を揺らしながらも、胸の内から気持ちを火照らせる楽曲も心地好い刺激を与える。少しネガティブな感情を少しでも輝きに変えようとする様も、南松本高校パンクロック同好会らしい姿。気付いたら、彼女たちと一緒に歌っていた。きっと、同じ気持ちで彼女たちと一緒にシンガロングしていた人たちも多かったに違いない。マスクありの声出しOKとなったこの日のライブ、まさに会場は連続するコール＆レスポンスで一体となっていった。

　最後に南松本高校パンクロック同好会は、『自分自信』を明るく、力強く演奏。とてもポジティブな輝きを放つ楽曲と演奏だ。フロアから沸き立つ熱いクラップ。このまま4人と一緒に、その先に広がる未来という輝きに向かって走り続けようか。この日のライブ中はずっと笑顔だった。彼女たちのライブに触れている間、ずっと心がニヤニヤしていた。

　3月19日に秋葉原で開催される彼女たちのワンマンライブも非常に楽しみだ。