太田家 NEWS　 | MUEステ

2023.03.20

太田家 NEWS　

　太田家/囁揺的音楽集団AsMR/月照ラスの3バンドを筆頭に、音楽系Vtuberユニット Silent Emotionなど、いくつものバンド/ユニット/ソロアーティストが所属しているMashup Records。同レーベルが、2023年1月より、太田家/囁揺的音楽集団AsMR/月照ラスの3バンドを中心に据えたイベント「-異彩-」の定期開催をスタート。

第ニ弾として行われたのが、2月28日(火)に渋谷DESEOで催した「Mashup LIVE -異彩- streaming by GALPO LIVE SHOW Vol.2」になる。この日は、ゲストに声優/アーティストの中恵光城が出演。当日のライブの中から、ここでは太田家の公演の模様をお伝えしたい。

太田家

　流れだす琴の音色。幕が上がり、メンバーらがゆったりと舞台に姿を現した。ライブは、太田たけちゃんのドラムカウントを合図に、『シュプレヒコールが眠らない』へ。「僕の人生の主役はまぎれもなく僕だってこと　そんなの言われなくたってわかっている。だけど…」と語る、太田彩華のセリフも印象的な楽曲だ。この歌が、モノクロの(平凡な)日々の中で生きている人たちだって、あなたの人生の中では間違いなくあなたが主役なんだから、もっともっと自信を持って輝こうと伝えてゆく。一人一人の心へ、思いを綴った手紙を届けるように太田彩華は歌っていた。その気持ちに共鳴した人たちが大きく手を振り上げ、舞台上のメンバーたちに思いを返していた。太田彩華の言葉が、とてもエモーショナルだ。彼女自身が、太田家のメンバーみんなが、舞台の上で輝きながら、自分が主役となる人生を謳歌していた。後半、太田たけちゃんや太田ひさおくんの叫ぶ声にあわせ、フロア中からも熱い声と拳が突き上がっていた。

勢いを加速するように、太田家は『光れ』を演奏。この曲でもメンバーたちは、自分の気持ちを奮い立て、みずからを主役にして光り輝けと、目の前にいる一人一人に熱いエールを送っていた。前屈姿勢で歌や演奏を突きつける力強い姿に触れ、感情が高ぶりだす。後半には、メンバーと観客たちが、共にシンガロングしてゆく場面も登場。気持ちを熱く奮い立てる、とてもエモーショナルな楽曲であり、演奏だ。

次に披露したのが、新曲の『ストラトシャウト』。カラッした大空に向かって音符たちが羽ばたいてゆく、晴れた気持ちへ導く高揚ソングだ。メンバーらは、フロア中から鳴り響くクラップも演奏に加え、アッパーで開放的な青春パンク/ビートロックチューンに乗せ、場内中の人たちの身体を揺らしていた。熱を抱いて駆け続ける『ストラトシャウト』、とても胸アツな気持ちに染めあげる最高のロックナンバーだ。

　「あの夏の日のことを、今でも覚えていますか」。続く『夏影方程式』でも、太田たけちゃんと太田ひさおくんが熱い声を上げながら観客たちを煽り出す。この曲も、高く拳を突き上げ、一緒に声を張り上げてゆくシンガロング曲。太田家が作りあげた夏以上に熱くエモいライブ空間の中、一緒に声を張り上げ、今、この瞬間を楽しみあおう。太田家が連れだした眩しい青春の景色の中、熱狂に溺れながら騒ぎ続けようじゃないか。

　「私たちはみんな大人になったけど、ずっとすっと音楽が大好きで、制服を着ていたあの頃のまま、何も変わってないと思う」と太田彩華は語っていた。太田家は、『君と世界制服』を通し、10代の頃の、無謀で無敵な気持ちだけで心を染めあげたあの頃の自分に戻り…いや、今も10代の頃と変わらない夢を追いかける青春の景色の中へあの頃の気持ちも重ねあわせ、情熱たっぷりに『君と世界制服』を演奏していた。胸の奥で鳴りやまない衝動へ突き動かされるまま、自分たち自身の感情を青春という色に思いきり染めあげていた。

メンバーとフロア中の人たちが、「Oi!Oi!i!」と熱い声を交わしあう。太田家は最後に、触れた人たちを眩しい世界へ連れだす青春パンクソングの『愛とアストロノミア』を歌唱。太田彩華の歌にあわせ、フロアのあちこちで、高く拳を突き上げ「Oh!Oh!Oh!」と声が上がっていた。イベントライブという短い時間だろうと、太田家が歌い奏でたとたん、無敵な勇者だった10代の頃に気持ちが染めあがり、青春時代の自分に戻って思いきりはしゃいでいける。今宵も、熱いライブだったぜ!!!!